テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

3年7組栗原清志 青い森での青春遍歴

番組ID
R03533
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2009年11月03日(火)18:00~19:00
時間(分)
61
ジャンル
music_note
音楽
放送局
エフエム東京(TOKYO FM・FM東京)
製作者
エフエム東京(TOKYO FM・FM東京)
制作社
エフエム東京(TOKYO FM・FM東京)
出演者
語り:伊藤裕子
スタッフ
構成:及川中、演出:黒川美沙子、制作:延江浩、取材:竹井孝一郎、取材:白滝桂子
概要
2009年5月に亡くなった忌野清志郎。彼が生きた約58年の間に、この世界はどれだけ変わることができたのだろうか。彼の同級生、レコード会社担当者が彼の青春と音楽の遍歴を振り返る。◆約40年前、ヘッセの『車輪の下』の主人公ハンスによく似たオカッパ頭の少年が、ギターケースを提げて多摩川の河原に佇んでいた。18歳の栗原清志。偶然だが、栗原君はヘッセの『車輪の下』が大好きだったと言っていた。やがて彼は忌野清志郎として活躍する。矛盾と欺瞞に満ちたこの世界。多くの人は自分にはそれを変える力などないと思っていた。だが彼は、本気で世界を変えようとしていた。タブーとされている政治や社会の問題も遠慮なく歌にした。当然のように曲の発売禁止が続く。彼は自分の作った歌が、社会という“車輪の下”に呑み込まれるのを感じた。◆平成21年度文化庁芸術祭参加作品。
受賞歴
ギャラクシー賞(第47回選奨)

同じ年代の公開番組

故郷に逃げも隠れもしない墓 ハンセン病問題基本法施行によせて

国立療養所大島青松園で暮らすハンセン病元患者の大西笑子さんは18歳で入所した。病気が治ればすぐに帰れると思って入所したが、すでに半世紀以上が経つ。入所者盲人会の世話係がきっかけで川柳を作りはじめ、これまで故郷や日常を詠んだ句をたくさん作った。「故郷に逃げも隠れもしない、墓」は故郷への思いを詠んだ渾身の一句である。1996年(平成8)にライ予防法が廃止されてから多くの人が大島へ訪れるようになり、環境も激変した。大島にあった庵治第二小学校の子どもたちとの交流も盛んになり、川柳指導もしていた。(庵治第二小学校は青松園の職員の家族が通っていた学校で、2年前に生徒数の減少で閉校した。児童たちが青松園を案内する「大島案内引き受け会社」というユニークな活動が話題になった。)そして今年4月から施設の存続と発展を目指すハンセン病問題基本法が施行になった。これはどんな法律で、大島青松園の今後はどうなるのか。大西さんの川柳を通してハンセン病元患者の隔離、差別、偏見の歴史を学び、地域との交流の輪を広げることを願う。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組