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ラジオ番組

「ありがとう・こわいけどぼくがんばるよ」 心臓移植手術の為アメリカに渡った12歳の少年

番組ID
R02574
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2004年05月23日(日)16:00~16:40
時間(分)
34
ジャンル
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ドキュメンタリー・録音構成
放送局
大分放送(OBS)
製作者
大分放送(OBS)
制作社
大分放送(OBS)
出演者
語り:村津孝仁
スタッフ
構成:古川能久、制作:古川能久、制作:矢野建三
概要
大分に住む12歳の大貴君は昨年、突然の体調不良を訴え「拡張型心筋症」と判明した。母親は「助かる方法は心臓移植手術しかない」と医者から告げられ、子供を同じ心臓病で亡くした女性と出会う。アドバイスを受けながら心臓移植手術を受けられる様に準備を進めたが、募金活動が大きな課題だった。そこで力になってくれたのは、地元の自治会長と住民だった。◆なぜ大貴君は日本で心臓の移植手術が受けられないのか。1997年に施行された臓器移植法では、15歳未満の臓器摘出を禁止している。つまり日本では15歳未満の臓器提供者はいない事を意味しているのである。番組では臓器移植の日本国内の現状と、絆が薄れつつある地域社会のなかで募金活動に積極的に立ち上がった住民たちにスポットをあてる。

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