西の京都と呼ばれる高知県中村市。藩制時代に野中兼山が整備した水路の水を引くため、多いときには５０台以上もあったという水車も、時代の流れとともに姿を消そうとしている。

九州から北海道まで一年を旅商いに暮らす九州男児の、北海道の若い未亡人に寄せる思いと、旅とロマンを愛する庶民の哀歓を描く。作：森崎和江、音楽：間宮芳生。出演：小松方正、川口敦子、津山登志子ほか。

長野県阿南町和合に伝わる念仏踊りは戦国時代の古い形式を残したお盆の行事である。老人たちは過疎に悩みながらも、伝統行事を絶やすまいと子供たちに笛や太鼓を教えている。

早稲田小劇場が東京から富山県利賀村に拠点を移した。利賀山房と名付けられた合掌造りのアトリエのこけら落し公演を前に、代表の鈴木忠氏が民宿のおばあちゃんのインタビューに答える。

昭和４０年代に頻発した過激派セクト間の内ゲバ殺人を考えるキャンペーンの特集。加害者と被害者家族がその悲劇を証言する。報道番組「サンデーマイクジャーナル」で放送。

岩手県上閉伊郡大槌町は三陸海岸のほぼ中央に位置する小さな漁業の町。ここで毎年１２月初めに行われる川開きは大勢の観光客でにぎわう。鮭のつかみ取りなど、祭りを楽しむ人々の声を伝える。

静岡県水窪町にイノシシ用の猟犬訓練所がオープンした。檜林の周囲を金網で囲んだ訓練場では、猟犬３匹が１組になって１００キロを超すイノシシと対決するが、中には尻ごみする犬もいる。

秋田県東成瀬村は栗駒連山の麓の里。ここは、夏の間は奥深い森林に和牛を放ち、冬はその牛を里で育てる“夏山冬里”でも知られる。夏を山で過ごし成長した牛を市に出す村人たちのようすを伝える。