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ニュース映画

大毎ニュース 772 日本一の大凧

番組ID
N02132
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上映日
1966年05月11日(水)
時間(秒)
168
カテゴリ
地域
概要
端午の節句を祝って埼玉県庄和町に、250年来伝わる大凧づくり。特製の和紙1500枚を使い、縦15横11メートル、重さ800キロという日本一の大凧だけに糸目も120本というマンモスぶり。1966年5月3日、大小14の凧が町中を練り歩き千葉、埼玉の県境を流れる江戸川堤へ向かう。百畳敷もある大凧だけに、中々上がらない。やっと上がったと思ってもすぐ落ちてしまう。今度はうまくいったものの、風が強くて引きずられそう、1000メートルの上げ糸も足りないほど。うまく上がって大喜びの人々、早速祝い酒で1000メートルが上がる。ところがあいにくの雨で凧は大破れ。滞空記録わずか1時間足らずで日本一の大凧は無事、地上に戻った。

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大毎ニュース 763 特集 あいつぐ空の惨事 カナダ航空機・BOAC機

133人の命を奪った全日空事故から1ヶ月、またも空の惨事が繰り返された。しかも連続して2つの事故。1966年3月4日、濃霧注意報下の羽田空港で、香港から来たカナダ航空のDC‐8が着陸に失敗、炎上した。乗務員、乗客72人のうち死者64人、奇跡的に命を取り留めたのはわずかに8人、殆ど無傷で脱出した男性は生きていることが信じられないと語る。この夜、カナダ航空は創立以来の大事故に混乱を起こし、その間、遺族は絶望と怒りに震えていた。事件当夜、DC‐8は高度を低くとり、海上の進入灯に脚をひっかけ、滑走路端の防波堤に激突。機体は1キロ四方に散乱、濃霧の中で着陸しようとしたパイロットのミスという説が強いが、空港の計器着陸装置が整備中で使えなかったという事実も明らかになった。そして空港再開からわずか7時間後、今度は香港に向かったBOACのボーイング707が、富士山上空で空中分解を起こし、2合目の雑木林に墜落した。乗員乗客124人は全員死亡、自衛隊員ら2500人が出動して遺体の収拾にあたった。タンカに染み付いた血が、墜落当時の激しい衝撃をもの語る。犠牲者のうち75人はアメリカの団体客で、初めての日本見物が死出の旅路となった。相次ぐ空の惨事に、カナダ航空からフィリップス副社長が、ロンドンからガスリーBOAC会長が慌ただしく来日した。新鋭ジェット機の連続事故は航空界に再検討を迫っている。わずか1ヶ月に3度の大きな事故を起した日本の空、心から乗客の安全を祈らずにはいられない。


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