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ニュース映画

大毎ニュース 592 海の交通ラッシュ タンカー事故その後

番組ID
N01516
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上映日
1962年11月28日(水)
時間(秒)
206
カテゴリ
科学・技術・産業
概要
戦後最大のタンカー事故で36名全員死亡した第一宗像丸の合同葬儀が行なわれた。一方、全身火傷で入院していた乗員も40人目の帰らぬ人となった。問題の京浜運河は、明治33年(1900)ハシケ専用の水路として作られた運河で、最近は川崎地区への石油工場の進出につれタンカーの出入りが目立って増えてきた。狭い運河に1万トン級の大型船と小型船がひしめく有様は、さながらダンプカーとカミナリ族が行きかう道路にも似て魔の水路と呼ばれている。この水路で整理にあたっているのは、運河入口にある鶴見信号所。限られた人員と不十分な設備しかなく、大型船の出入りに目を光らせるのがやっとという有様。大阪港も交通ラッシュ。中央突堤に建設中の航行管制塔も来年3月頃完成とあっては、急場に間に合わない。ますますふえる小型船のラッシュに海の白バイ巡視艇が取り締まっているが、違反する船は後をたたない。限界にきた海の交通ラッシュ、港の周りは危険が一杯という海国日本の現状である。

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