ニュース映画
大毎ニュース 563 三河島の衝突惨事 常磐線
番組ID
N01393
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上映日
1962年05月09日(水)
時間(秒)
288
カテゴリ
社会
概要
1962年5月3日夜、常磐線三河島駅先で信号を誤認した下り貨物列車が脱線、進行してきた下り電車が接触転覆。更に上り電車がこれに突っ込み、線路上に避難した乗客をはねとばす大事故が起きた。救助作業は思うように進まず、救急車54台が動員されたが、病院につかぬまに息を引き取る人も少なくない。死者157名、重軽傷者385名という、昭和22年(1947)の八高線列車転覆事故に次ぐ戦後2番目の惨事となった。急きょ駆けつけた十河国鉄総裁は遺族の前にただ謝るばかり。人々は国鉄の誠意のなさを強く訴えている。現場検証の結果、信号の誤認と緊急信号の発煙灯がたかれていないことが分かり、貨物列車の水上機関士ら5人が逮捕された。常磐線は日に224本も走る過密路線で事故の起きないのが不思議なくらい。乗務員の不注意で事故が起きている折からこんな惨事が繰り返されぬよう望まれる。