ニュース映画
大毎ニュース 498 十代のテロ 嶋中事件
番組ID
N01138
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上映日
1961年02月08日(水)
時間(秒)
206
カテゴリ
社会
概要
1961年2月1日夜、右翼の少年が中央公論社社長・嶋中鵬ニ氏宅を襲い、社長不在のため夫人の雅子さんに重傷を負わせ、手伝いに来ていた丸山かねさんを刺殺するという事件が起きた。犯人はこの日の朝愛国党を脱党した17歳の少年だった。中央公論1960年12月号に掲載された「風流夢譚」(深沢七郎著)に対するこのテロ事件に、今度こそ背後関係を突き止めようと、警視庁は大日本愛国党本部を家宅捜索。浅沼稲次郎社会党委員長刺殺事件の少年に続いて、またもこの党からテロの犯人を出したのである。犠牲者となった丸山さんの葬式では、遺族はただ憎しみにふるえるばかり。この事件について小倉謙警視総監は、「警察として出来るだけのことはやったと考えているので、自分の進退は考えていない」と記者会見で語り、自民党の田中伊三次氏や、社会党の猪俣浩三氏が早速国会でその責任を追及。右翼団体も会議を開いてこの問題を討議したが、テロに対する国民の怒りは高まるばかりである。