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ニュース映画

大毎ニュース 492 新春もちつき風土記

番組ID
N01116
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
上映日
1961年01月03日(火)
時間(秒)
170
カテゴリ
社会
概要
米どころの佐賀県白石平野では、名物餅すすりで細く長くと新年の縁起を祝う。大阪府貝塚市は水間寺に伝わる千本づき。その昔、行基大僧正が聖観世音菩薩の尊像を拝受したお祝いに、十六童子が木を切り棒を作ってついたのが始まりである。「厄難厄除け観世音」と、たかだかとつきあげた。京都島原の角屋では、くるわ情緒の名残をとどめて色香も匂う餅つきの行事である。日光東照宮では身を清めた神職たちが、霜夜の真夜中から明け方にかけて、土間をゆるがせて威勢のいい杵の音を響かせる。北海道江差町では、ニシン漁の賑わいを餅つきばやしで再現する。色とりどり各地からの餅だよりである。

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大毎ニュース 498 風雲告げるミサイルの島

ミサイル騒動の伊豆の新島には次々と支援団体が上陸する。7割を占める賛成派島民から「君が代」で歓迎された右翼団はいやが上にも意気高まって、反対派のオルグ団本部に押しかけ面会を強要。これに対してオルグ団は面会無用と断ったものの、意外に強気な賛成派への作戦に頭を痛めている。不穏な雲行きに島の警察は双方を呼び出して三者会談。お互いに棒など持って歩かないよう一札取った。しかし、右翼は村中アジビラを貼りめぐらして賛成派を煽る。1961年2月5日、第3次オルグ団来たるの知らせに、港に駆けつけた賛成派と反対派は、それぞれ旗じるしを掲げて真っ向から対立。いよいよ矢島団長を先頭に92名のオルグ団が上陸するや、突然右翼が「オルグ帰れ」と突撃を開始。手薄な警備に乗じてほしいままに暴力をふるい、ついに反対同盟3人が打撲傷に倒れる事態となった。賛成派は「工事を妨害しない」など5ヵ条の誓約書を作って、オルグ団に署名させ、やっと道を開けた。もう争いは島民を離れてよそ者同志、左右対決の場となって来た。こうして新島はミサイル試射場の建設をめぐって日増しに緊迫の度を増し、風雲急を告げている。


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