ニュース映画
毎日世界ニュース 421 癌にいどむ 現代の医学
番組ID
N00837
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上映日
1959年09月02日(水)
時間(秒)
138
カテゴリ
科学・技術・産業
概要
不治の病といわれ、死に至る間際まで苦しみ抜く恐ろしい現代病・癌。これは顕微鏡でとらえた生きた癌細胞だが、今や死亡率第2位を占めて人類最後の敵といわれている。外科手術を助けて新しく登場したアイソトープは、その放射線の威力を発揮して治療をさらに一歩進めたとはいえ、完全なものではなく、癌になる理由は今もなおはっきりと判っていない。このため医師は早期発見に力を注ぐ、特に子宮癌など女性の癌は早く発見さえすれば、ほとんどが治せる。コルポスコープを使って疑わしい部分を摘出。病理室でそれを徹底的に検査し、肉片を固め薄く切り取って癌組織を発見する。さらに超音波を使って、もっとたやすく的確に癌組織をとらえる新しい方法が出来た。10メガサイクルの超音波は、ブラウン管に皮膚の下深く潜む癌組織を映し出し、癌の大きさやその位置を的確にとらえる。年間8万人の命を奪う癌。どんな治療方法よりもまず早期に発見することこそ、6分間に1人づつ死ぬ癌を追放するただ一つの道なのである。