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ニュース映画

毎日世界ニュース 255 国民の審判下る 参議院選挙

番組ID
N00116
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上映日
1956年07月13日(金)
時間(秒)
161
カテゴリ
政治・経済
概要
1956年7月8日の参議院選挙は投票の出足悪く、投票率は全国平均62.09%、前回を下回る成績だ。開票の結果は、地方区でも全国区でも社会党が予想以上に伸び、革新派は議席の3分の1を突破、自民党の憲法改正発議を不可能にした。このため自民党の受けた衝撃は大きく、さすがの岸信介幹事長も渋々敗戦を語り、本部は静まり返っている。これにひきかえ気を良くした社会党は、鈴木茂三郎委員長が解散論をぶって気勢を上げている。参議院の新分野が決まった、その日の各党本部の表情である。

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1956年(昭和31年)のニュース総集編。秋田県能代市をはじめとした各地の大火。新潟県弥彦神社では、初参りの混雑のため124人の死亡者を出した。台風が西日本に猛威を振るい、九州有明海の干拓地は惨澹たる有様。関西本線では山崩れのため客車が川に転落、20名死亡の惨事となった。40名の死亡者を出した参宮線の列車衝突事件は、国鉄の運営に厳しい批判を巻き起こした。公金9千万円を横領した農林省事務官と、茨城県農業共済組合の会長の汚職事件。5月、参議院では教育二法案をめぐって乱闘、ついに本会議場に警官が入るという事態となった。明るい話題では、中国の名優・梅蘭芳やイタリア歌劇団の来日、日本登山隊のマナスル登頂成功。第16回メルボルンオリンピックでは、笹原正三選手がレスリング・フェザー級で優勝、マラソンの川島義明選手は第5位入賞、鉄棒で優勝した小野喬選手、平泳ぎの古川勝選手の優勝など、日本選手は健闘を示した。この年も基地問題は続き、沖縄ではプライス勧告に反対運動が激化。砂川基地では米軍基地拡張の土地測量に反対する地元民が警官隊と正面衝突し、約900名の負傷者を出すに至って政府も測量打ち切りを余儀なくされた。アメリカはビキニ上空で初めて水爆の空中投下を実験、成功させて実用化への道をつけた。一方で、平和と繁栄のスローガンを掲げてアイゼンハワー大統領が再選。ジュネーブ会議による世界の雪解けも、エジプトのスエズ運河国有化宣言によって再び悪化、英仏両国の軍事行動につながった。一方、ポーランドに発した反ソ連の動きはハンガリーでは激しい暴動となり、避難民が祖国を後にオーストリアに亡命してゆく。中国では、毛沢東首席指導のもとに国内の建設を着々と進め、周恩来首相がインドを訪れ、ネール首相とアジアの平和について語り合った。10月19日モスクワのクレムリン宮殿で、ブルガーニン、鳩山両首相が日ソ国交回復の共同宣言に調印。12月12日批准書を交換した。国連安全保障理事会では、12月12日午後0時11分(日本時間13日午前2時11分)、日本の国連加盟が全会一致で可決され、重光葵外相は国連総会出席のためニューヨークに向かった。12月14日の自民党大会では、岸信介、石橋湛山の決選投票が行われ、7票差で石橋湛山が新総裁となった。


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