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テレビ番組

かんさい情報ネットten.ドキュメント 娘は二度殺された ―命の“値段” 賠償金の闇―

番組ID
217997
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放送日時
2023年03月04日(土)12:54~13:55
時間(分)
48
ジャンル
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ドキュメンタリー
放送局
読売テレビ放送/讀賣テレビ放送(YTV)
製作者
読売テレビ放送/讀賣テレビ放送(YTV)
制作社
読売テレビ放送/讀賣テレビ放送(YTV)
出演者
ナレーション:横須賀ゆきの
スタッフ
撮影:長谷川純也、編集:古田成龍、EED:師岡邦嘉、EED:鎌田あゆみ、音響効果:鈴木宗寿、MA:古庄陽、ディレクター:渕上偉織、ディレクター:阿部頼我、プロデューサー:平村香月、プロデューサー:川上秀和、チーフプロデューサー:川上幸治
概要
2018年、大阪市で聴覚障害を持つ女児がショベルカーにはねられて亡くなった。裁判で遺族が直面したのは「いのちの格差」という現実だ。被告側は「聴覚障害者は学力などの獲得が難しい」として、賠償額は労働者の平均賃金の約6割が妥当と主張している。健常者と同様の生活ができるようにと、女児の教育に熱心に取り組んできた両親は「娘を2度殺された」と憤る。事故にあわなければ将来得られるはずであった収入、いわゆる「逸失利益」は、性別や学歴、職業によっても差がつけられており、決して障害者だけの問題ではない。あらゆる差別の撲滅が叫ばれる社会の中で、司法の世界でなぜこうした差別が許されるのか。裁判を通じて司法、命のあり方を考える。◆解説副音声あり
受賞歴
ギャラクシー賞(第60回奨励賞)

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八幡照子さん(85歳)は8歳の時に広島市の自宅で被爆し、頭に大けがを負った。その後、たどり着いた八幡さんが通っていた小学校は以前とは全く異なる場所になっていた。校庭は人を焼く火葬場になり、教室は生死を彷徨う人で溢れかえっていた。「怖い、かわいそう」、そんな感情さえなくなるほどの衝撃的な光景だった。照子さんは仕事や子育てを経て10年前から被爆体験を証言し始めた。最初は日本語での証言だったが、被爆者らが船で地球一周をする企画に参加したことを転機に、「自分の言葉で伝えたい」という思いが芽生えた。また、広島に原爆を投下したエノラ・ゲイの搭乗員の孫と出会い、二度と核兵器が使用されないよう互いに語り、誓い合った。それから八幡さんは英語を必死に学び、英語で証言できるまでになった。そして2022年12月、広島で開かれた「国際賢人会議」で八幡さんは世界各国の有識者の前で被爆体験を自らの言葉で語った。証言で最も訴えたいことは「Who do you love?(あなたの愛する人は誰ですか?)、What do you love?(あなたの守りたいものは何ですか?)」。愛する人や守りたい人がいたらその人たちを核の脅威にさらすことはできない。核兵器の無い世界に向けて85歳の被爆者はその体験を語り続ける。


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