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テレビ番組

NNNドキュメント’08 最後の生存者 JR脱線事故 旅立ちの春

番組ID
203541
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放送日時
2008年05月05日(月)00:50~01:20
時間(分)
26
ジャンル
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ドキュメンタリー
放送局
読売テレビ放送/讀賣テレビ放送(YTV)
製作者
読売テレビ放送/讀賣テレビ放送(YTV)
制作社
読売テレビ放送/讀賣テレビ放送(YTV)
出演者
語り:小山茉美
スタッフ
撮影:山下康雄、編集:松崎修三、EED:中澤丈、音響効果:久保秀夫、ディレクター:宇佐美彰、プロデューサー:堀川雅子、プロデューサー:阿部裕一
概要
107人の死者を出した、JR福知山線脱線事故。事故発生から22時間後に救出され「最後の生存者」となった大学生が、社会に巣立つ春を迎えた。事故で失ったものと向き合ってきた彼の3年間を描く。◆大学に行こうと乗った電車は伊丹駅を1分20秒遅れで出発した。徐々にスピードを上げていく電車の中から見えている景色はだんだん傾いていき、やがて自分の足が浮いた。気がついた時は暗闇の車内に閉じ込められ、足にはパイプが突き刺さっていた。車内に満ちていた言葉やうめき声は次第に途絶えていく。1両目にいた彼のもとに隙間を縫ってたどり着いた医師たちは、がれきの下で点滴を施したが、救出されたときすでに足は壊死し、切断するしかなかった。1年の入院を経て復学、通学が困難になったため大学の近くで一人暮らしを始めた。休学届を出さず、病室からレポートを出し続けて同級生と一緒に卒業の春を迎え、初めての給与明細を手にして笑顔を見せる。
受賞歴
ギャラクシー賞(第46回奨励賞)

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ドラゴンとしんのすけ 母が子にのこす明日

ダウン症で自閉症の傾向があり、人とうまく話のできない松元伸乃介くん。絵を描くことが大好きな彼は、人を動物で表現する。彼に火を噴くドラゴンの姿で描かれる母・聖子さんと伸乃介くん、一日一日を大切に生きる二人の2年間を追う。◆伸乃介くんには3つ年上の兄・勇樹くんがいたが、ダウン症だった勇樹くんは7歳をまたずにこの世を去った。死の直前までそばを離れず看病した聖子さんだが、思い返せば「まだまだ息子にしてあげたかったことがたくさんある」という。勇樹くんの死の数日後、伸乃介くんにも重度の知的障害に加え、自閉症の傾向があることがわかったが、「元気なら、それでいい」と現実を受け入れた。落ち着きがなく暴れることもあった伸乃介くんだが、ある日唯一興味をもった動物の絵に表情が表れてきた。そこには伸乃介くんの言葉にできない思いが込められていた。「親が先に死んでしまったら、ひとりで生きていかなくてはならない。将来のことを思えば、人とちゃんと接することができるように、怒ることは怒らなければ」というお母さんは、彼にとって怖いドラゴンであり、息子を宝物のように守るドラゴンである。


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