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テレビ番組

ザ・ノンフィクション アルミ缶・ホームレス ~1個2円の空き缶稼業~

番組ID
013681
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放送日時
2003年06月15日(日)14:00~14:55
時間(分)
46
ジャンル
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ドキュメンタリー
放送局
フジテレビジョン(CX)
製作者
フジテレビジョン(CX)
制作社
フジテレビジョン(CX)、えふぶんの壱
出演者
語り:小林清志
スタッフ
構成:重乃康紀、撮影:宮澤信也、撮影:高野稔弘、撮影:嶌村泰人、EED:小俣孝行、MA:坂井真一、音響効果:黒田正信、編集:宮崎裕史、広報:小渕清、デスク:伊藤ひろみ、演出補:能田幹也、チーフプロデューサー:岡田宏記、プロデューサー:山口秀矢、演出:細原亮太
概要
多摩川の河川敷で暮らす1人の男性(65歳)。早朝のゴミ捨て場を回り、アルミ缶だけを拾い集める。リサイクル率のよいアルミしか業者に買い取ってもらえないからだ。しかし、買取価格は1キロで110円程度。住居の小屋は捨ててあった材木を集めて作った。そこに河川敷で出会った女性と2匹の猫と暮らしている。週に1回、1時間の道のりをかけて業者にアルミ缶を売りに行くが、ぎっしり重い缶の袋は高血圧の持病を持つ男性にとってあまりにも過酷だ。1か月の稼ぎはおよそ2万円。月収9万円を稼ぐ別の男性は、午前4時から動き出し、ゴミ捨て場の整理をしながら効率よく集める。かつては妻と娘と暮らしていたが、友人の借金を肩代わりして人生の歯車が狂った。集団でアルミ缶を集め、横浜市で共同生活しているグループもいる。必死に今日を生きる人々を追った。
受賞歴
ATP賞(第21回優秀賞)

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私は原爆を伝えたかった

戦後58年。被爆体験が風化する中、原爆を落とした側と落とされた側、それぞれの体験者たちは後世に何を伝えたいと考えているのか。関係者の貴重な証言や資料により、原爆投下を日米双方の視点からとらえ、彼らの思いに迫る。◆長崎に原爆を投下したB29パイロットのフレッド・オリビや、観測機の航空士レン・ゴドフレーにインタビュー。様々なトラブルに見舞われた原爆投下までをドキュメントする。積み重なったトラブルによって第1目標の小倉上空への到着が1時間遅れ、その間に厚くなった雲のため目視投下を断念、そして第2目標の長崎へ。その頃、長崎市職員の荒木正人さんはいつものように疎開事務に追われていた。原爆で父親を失い、戦後「長崎原爆戦災史」の編纂に携わった荒木さんの体験を通し、きのこ雲の下の真実を明らかにする。◆番組後半は「情報操作」をテーマに展開する。アメリカは原爆の威力や人体への影響を機密扱いにして、厳しい検閲や情報統制を行った。そのため、原爆の実相は日本人にさえ長く伝えられなかった。原爆投下後、最初に長崎に潜入取材を試みたジョージ・ウェラーの記事は、連合国軍最高司令官マッカーサーによって闇に葬られた。戦略爆撃調査団カメラマンのダニエル・マクガバンが原子野の人々を撮影したフィルムも、機密扱いとなって長く日の目を見なかった。その映像には、著作を通じて反核・平和を訴えた永井隆博士も登場する。永井博士も当時は原爆について自由に書くことが出来なかった。


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