伝統と文化に培われた城下町・金沢。「空から謡が降る」といわれ、日本の原点ともいうべき風景に彩られた街なみも、時代の中で変容している。金沢美術工芸大学の百々俊雅・小田根五郎の両教授が描く作品と、カメラ映像とで、今と昔が交錯する金沢の風景を次の世代に伝える。◆この回は「二俣・本泉寺」。

神奈川県内３７市町村から生中継というスタイルで町のお祭やイベントに参加し、その町を丸ごと紹介する。◆第１回目は津久井町の津久井湖、城山公園花の苑地からの生中継。事前取材をした「ぜんじろうのこのまち探検」では中野商店街を訪ね、地元の食材を使って新メニューを考える「この町のごちそう」では地元で取れた山菜を使った山菜会席を紹介する。ほかに、神奈川出身の新人アーティスト・アルケミストによる「この町の唄」の即興演奏などを送る。

北海道の豊かな自然、生きてきた人々の歴史や文化、生活、産業など、次の世代へ引き継ぎたい有形・無形の財産の中から、道民全体の宝物として選ばれた「北海道遺産」を、ハイビジョンで撮影された美しい映像と共に紹介する。◆２万本という美しい桜の風情のもと、江戸時代最後期に建てられた福山城（松前城）と銘木と呼ばれる桜にまつわる歴史を紹介する。

北海道の豊かな自然、生きてきた人々の歴史や文化、生活、産業など、次の世代へ引き継ぎたい有形・無形の財産の中から、道民全体の宝物として選ばれた「北海道遺産」を、ハイビジョンで撮影された美しい映像と共に紹介する。◆江戸期のニシン最盛期には「江差の春は江戸にもない」と謳われる程の隆盛を誇った。江差追分を始めニシン文化が育んだものは計り知れない影響を残している。

貧しい足軽ゆえ、文武に秀でていながら家族を養うために脱藩し、新選組に入った無名隊士の生涯を描く時代劇。◆慶応２年（１８６６）６月、幕府軍は第二次長州征伐で敗北。貫一郎の幼馴染の大野は、大坂詰め差配役に出世していた。その頃、貫一郎は隊士募集のため江戸に出向き、しづと束の間の再会を果たす。一方、新選組は内部崩壊を始めていた。貫一郎は、脱退する伊東甲子太郎、服部武雄らに誘われるが、恩ある近藤・土方のために残る。また、大政奉還を成功させた坂本龍馬に遭遇し、彼の語る新しい国の姿に共感する。

昭和２１年、戦争の傷跡もまだ生々しい街で、野球に熱中する少年たちの冒険を描く。原作：井上ひさし「下駄の上の卵」◆山形県南部の小さな宿場町・小松。国民学校６年生の修吉たちは野球チームを結成したが、町の裕福な子どもたちのチームにどうしても勝てない。芋がらで作った手製のボールで練習しているからに違いない、と思い込んだ修吉たちは、なんとかして本物の軟式ボールを手に入れたいと考える。まずは置賜博品館に収蔵されているボールに目をつけ、盗み出そうとするが、ご隠居に見つかり失敗。ならば東京・向島の製造元を訪ねようと、ヤミ米を抱えた５人の少年は夜行列車に乗り込む。

瀬戸内海は、海運の要地として培われた豊かな歴史と、多島海の景観に代表される美しい自然を有してきた。そんな瀬戸内海の「今」を、それぞれの地域から紹介する。（２００２年１０月７日・２００３年９月２２日、全５０回）◆この回は「３００年前から続く、走り神興」。

結婚を間近に控え、独身最後の旅行に出掛けたが、災難続きで帰ることができなくなった主人公が、行く先々で幸せを生むハートフルコメディードラマ。脚本：君塚良一。（２００２年１０月７日～１２月１６日放送、全１１回）◆第１回。ニューヨークで弁護士をしている恋人との結婚を一か月後に控えるかえで（中山美穂）は、元同僚の町子（西田尚美）、りる（酒井若菜）と独身最後の上海旅行を楽しんでいた。しかし、帰国直前に婚約指輪を置き忘れたことに気付いたかえでは、独りで飛行機を降りてしまう。無事指輪を見つけたかえでだったが、代わりに乗った飛行機は、天候不良のため、仙台に到着する。東京に戻ろうとするかえでに、次々とトラブルが降りかかる。