テレビ・ラジオで放送された番組・CM4万本以上を視聴できるほか、展示やイベントを通じて放送の今と昔を学べます。 入館無料

radio
ラジオ番組

りら。星降る里の小さな学校

番組ID
R21935
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
放送日時
2016年05月31日(火)21:00~22:00
時間(分)
60
ジャンル
cinematic_blur
ドキュメンタリー・録音構成
放送局
和歌山放送(WBS)
製作者
和歌山放送(WBS)
制作社
和歌山放送(WBS)
出演者
ナレーション:覚道沙恵子
スタッフ
演出:堤圭一、制作:柘植義信、制作:堤圭一
概要
人口減少と超少子高齢化が進む和歌山県紀美野町の山里に、2007年4月、廃校になった小学校の校舎を活用して、県内で初めての芸術学校が開校した。りら創造芸術高等専修学校(2016年4月、高校に移行)、通称「りら」である。「生きる底力を身につけてほしい」という教育方針で、芸術の持つ力と可能性を少年少女の教育に活かし、地域と共に成長する学校。校長の理想を実現する生徒と地域の共同の学校づくりが始まって9年が経ち、学校の所在する真国地区にはいろいろな動きが生まれてきた。人口減少、少子高齢化が加速度的に進む地域で、りらは新たな地域コミュニティの拠点になりつつある。学校は本来、地域の中心として、子どもも大人も育つ場所だった。現在、全国で毎年400校から500校が廃校になっているといわれる。地域における学校の役割は何か、地域と学校の関係をはどうあるべきか。全校生徒46人の小さな学校の教育と、地域の日々を追いながら考える。

同じ年代の公開番組

サクラソウ咲き続ける大地 アメリカ海兵隊実弾射撃訓練移転決定から20年

1996年、「沖縄の痛みを分かち合う」という方針のもと、沖縄駐留アメリカ海兵隊の実弾射撃訓練が大分県の日出生台演習場に移転した。移転決定から20年、演習場に隣接する玖珠町小野原地区には「防衛省」と書かれた赤い支柱が立ち並び、地域では「赤い墓標」とも呼ばれている。国に買い取られた民有地だ。移転補償制度で多くの住民が故郷を去り、過疎化が一層進む。玖珠町には訓練受け入れに対する国の見返りで、これまでに26億円以上のSACO交付金(特定防衛施設周辺整備調整交付金)が投じられ、道路整備などまちづくりなどにも使われてきた。一方、演習場から直線でわずか200メートルの小野原分校。射撃訓練の轟音と教室を隔てるのは、古びた二重窓だけだ。体育館やプールもなく、訓練受け入れの恩恵はない。地域の人たちが汗を流して分校を支えている。かつて小野原の人々の暮らしがあった演習場内には、サクラソウが群生している。アメリカ海兵隊実弾射撃訓練移転決定から20年。分校の1年を追いながら、訓練が地区にもたらした影響や問題を問う。


cinematic_blurドキュメンタリー・録音構成radioラジオ番組