モータースポーツの中でも人気の高い「全日本ＧＴ選手権（ＪＧＴＣ）」の海外初開催レースにスポットを当てる。◆２０００年６月、マレーシアのセパンＦ１サーキットで「ジャパンＧＴフェスティバルＩＮマレーシア」が開催された。日本のモータースポーツ・イベントが海外で開催されるのは史上初の出来事であった。レース関係者、チームやドライバーたちの声、地元マレーシアの紹介や反響を交えつつ、決勝日のレースの模様を伝える。

盲目のテノール歌手・天野亨さんがコンサートを開いた。歌唱・演奏するのは目の不自由な人たち。一緒にステージに登る、彼らのパートナー・盲導犬たちの目を通じて、コンサートの模様と出演者たちの様々なエピソードが紹介される。

言葉の聞き取り、発音、読み書きが不自由になる失語症。脳動脈瘤破裂で倒れ、失語症と右半身麻痺に陥った女性に取材する。彼女の言葉を回復しようと奮闘する夫や家族の愛情深い取り組みを通して、医学的にも未解明であり、社会的にも理解が進んでいない失語症の実情を検証する。

福岡県のある高校生が自殺した。前日に同級生たちから恐喝されていたことが判明したが、捜査当局や学校は事件にまつわる情報を開示しない。遺族は事件の真相解明を求め、加害少年と学校を相手に民事訴訟を起こした。遺族の努力と苦悩を通して少年審判の問題点をあぶり出す。

北海道にゆかりの人物、開拓や発展に尽くした人物を、ドキュメンタリータッチに朗読で紹介する番組。（２０００年１０月８日放送開始）◆この回は、島義勇と岩村通俊を取り上げる。現在１８０万人の住民を抱える巨大都市・札幌も１２０年前は何もない状態だった。札幌都市計画の骨格を作ったのは、北海道開拓初代判官の島と二代目判官・岩村であった。

沖縄サミットを機にドイツ首相を招聘する運動を開始した、ハンセン病療養所「沖縄愛楽園」。その隠された歴史を掘り起こすドキュメンタリー。◆沖縄県名護市にある愛楽園は戦時中、日本軍施設と間違われ米軍の総攻撃を受けた。壊滅的な被害を受けた園を救ったのは、あるドイツ人医師と彼を通じて寄せられたドイツ国民の支援であった。

私たちの暮らしを豊かで便利にしている「音」。音響機器メーカーの職員やシンセサイザー奏者をスタジオに迎え、「音」が持っている機能や可能性、楽しさを紹介する。

北海道にゆかりの人物、開拓や発展に尽くした人物を、ドキュメンタリータッチに朗読で紹介する番組。（２０００年１０月８日放送開始）◆この回は、北海道農業の父エドウィン・ダンとその精神を引き継いだ町村金也を取り上げる。ダンは明治初期にアメリカより指導者として招かれ、８４歳で亡くなるまで北海道の農業開発に大きく貢献した。町村は真駒内牧場の技師としてダンから指導を受けた。