「らい予防法」が廃止されて法律が変わっても、偏見、差別は根強く残っているという現実を、熊本の療養所から５２年ぶりに故郷を訪れた男性の姿から描き出す。

著名人が自らの人生や仕事について語るシリーズ。漫才師のコロムビア・ライトさんは５年前に咽頭がんで声帯を切除したが、食道を発声させる訓練で声を取り戻した。がん征圧月間に寄せて、自らの体験を語る。３回目は、術後の発生訓練と、患者の会「銀鈴会」について語る。最初は「あ」という声も出なかったが、妻の協力で少しずつ声を取り戻していく。

岐阜ラジオの情報生番組「今小町発ナイスデイ」内のコーナー「生きいき方言ウォッチング」。地方文化の生きた代表といえる方言をテーマにする。パーソナリティは神田卓朗、西山真理子。この回は、東海地方のわらべ歌、子守り歌研究家の服部勇次さんが出演。名古屋弁でわらべ歌、子守り歌を紹介する。

アニメ映画監督・宮崎駿氏の私的作品集のラジオドラマ化。この話では新兵器多砲塔戦車に乗った豚の悪役大佐が主役。反乱を企て破壊の限りを尽くすが、拾った美少女に恋をしてしまう。原作はイラストストーリー「宮崎駿の雑想ノート」。桃井かおりが一人で数役を演じ分ける。

著名人が自らの人生や仕事について語るシリーズ。岩手県大船渡市の医師、山浦玄嗣氏は、地元ケセンの言葉を一方言としてでなく、英語やアラビア語と対等のケセン語として見つめ直す活動を続けている。２回目は、テレビでケセン語の素晴らしさを語り、我々の固有の文化を守ろうと呼びかけた時の地元の反響と、アマチュア劇団を結成して上演したケセン語演劇について語る。

水俣病が公式に確認されて４０年。被害者と行政の紛争はようやく終結を迎えようとしている。かつて被害者団体のリーダーを務めていた緒方正人さんの半生を通して水俣病問題の本質に迫る。

幅広い分野から講師を迎え、日本語をユニークな視点から捉える「私の日本語辞典」。３回シリーズでコピーライターの深川英雄さんを迎える。第２回は昭和３０年代後半から５０年代までの代表的なコピーについて伺う。聞き手は秋山和平。

かつて山形県に「朝日きざみ（アサヒキザミ）」という独特の鳴き声を持つヒガラがいた。しかし乱獲や森林開発により、今では全く聞くことができない。番組では朝日キザミの飼育、再現に情熱を燃やす男性を紹介する。