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ニュース映画

大毎ニュース 762 バリケードの中での早大入試

番組ID
N02100
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上映日
1966年03月02日(水)
時間(秒)
202
カテゴリ
社会
概要
機動隊が大学構内に出動して203人の検挙者を出した早稲田では、ものものしい警戒のうちに入学試験の日を迎えた。裏門は有刺鉄線で閉ざされ、構内に通ずる道路は立入禁止。取り巻く警官は750人、要所要所には検問所が設けられ、ネコの子一匹もぐり込むスキもない。こうして1966年2月24日から警官護衛つきという前代未聞の入学試験が始まった。構内にはいれない父兄達は心配そうな表情、夜になってもパトロールが続く。まるで指名手配の凶悪犯が立ち寄ったみたいだ。大隈講堂には警官隊が泊り込み、再び学生達が侵入してくるのに備えている。おかげで周辺の商店街はさっぱり。学園を追われた学生達は、近くの戸山ハイツで気勢をあげている。抗議デモが始まり、また機動隊と衝突する。新たに7人のリーダーが逮捕されたが、学生達はまだまだ戦い抜く決意。この騒ぎは尾をひきそうな気配。

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大毎ニュース 763 特集 あいつぐ空の惨事 カナダ航空機・BOAC機

133人の命を奪った全日空事故から1ヶ月、またも空の惨事が繰り返された。しかも連続して2つの事故。1966年3月4日、濃霧注意報下の羽田空港で、香港から来たカナダ航空のDC‐8が着陸に失敗、炎上した。乗務員、乗客72人のうち死者64人、奇跡的に命を取り留めたのはわずかに8人、殆ど無傷で脱出した男性は生きていることが信じられないと語る。この夜、カナダ航空は創立以来の大事故に混乱を起こし、その間、遺族は絶望と怒りに震えていた。事件当夜、DC‐8は高度を低くとり、海上の進入灯に脚をひっかけ、滑走路端の防波堤に激突。機体は1キロ四方に散乱、濃霧の中で着陸しようとしたパイロットのミスという説が強いが、空港の計器着陸装置が整備中で使えなかったという事実も明らかになった。そして空港再開からわずか7時間後、今度は香港に向かったBOACのボーイング707が、富士山上空で空中分解を起こし、2合目の雑木林に墜落した。乗員乗客124人は全員死亡、自衛隊員ら2500人が出動して遺体の収拾にあたった。タンカに染み付いた血が、墜落当時の激しい衝撃をもの語る。犠牲者のうち75人はアメリカの団体客で、初めての日本見物が死出の旅路となった。相次ぐ空の惨事に、カナダ航空からフィリップス副社長が、ロンドンからガスリーBOAC会長が慌ただしく来日した。新鋭ジェット機の連続事故は航空界に再検討を迫っている。わずか1ヶ月に3度の大きな事故を起した日本の空、心から乗客の安全を祈らずにはいられない。


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