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ニュース映画

大毎ニュース 677 十票差の勝利

番組ID
N01831
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
上映日
1964年07月15日(水)
時間(秒)
201
カテゴリ
政治・経済
概要
自民党総裁選挙の前日、池田支持派は291票が確保されたと票読み。しかし念には念を入れようと池田さん自ら派閥を巡った。赤坂の料亭に河野派を訪ね、亡き親分の前に結集する大野派に手をうち、三木派にも票固めをして自信満々の構えだ。明けて決戦の日、ホテルに陣取って気勢を上げる佐藤・藤山の反池田連合。池田勇人、佐藤栄作、藤山愛一郎のいずれが勝つか、自民党大会の場内は緊張した空気に包まれた。結局、池田氏が242票を獲得し、三たび総裁に選ばれた。佐藤・藤山両氏の合計とは、わずか10票の差。意外の接戦に勝った方も気勢が上がらない。破れたとはいえ反池田連合の善戦は今後の池田政権の行く末に微妙な影を落としている。

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大毎ニュース 690 東京オリンピック 第一報

聖火が東京に到着。1964年10月9日、皇居前広場で一つにまとめられた聖火を迎えてわきたつ前夜祭。ギリシャから招待されたカッセリ夫人も参加して、日本情緒豊かにオリンピック・ムードを盛り上げた。この夜、新興国スポーツ大会に参加した選手の出場が認められず、全員帰国することになった北朝鮮とインドネシア選手団のお別れパーティーが開かれた。北朝鮮の金メダル候補辛金丹選手も開会式の前夜帰国した。アジアで初めて開催される大会に北朝鮮、インドネシア両国が不参加は主催国の日本として残念な出来事だった。10月10日は開会式の日は秋晴れのオリンピック日和となった。国立競技場周辺には開門前から10万を越える観客がきた。神宮絵画館前のサブトラックには各国選手団がお国ぶりの服装で勢ぞろい。入場行進前に交歓風景も見られた。先頭はギリシャ、アフリカの新興国、カメルーン、コンゴは初参加。キューバ選手団、東西ドイツ統一チーム、それに次ぐアメリカ、ソ連はお互いに最強を誇るライバル同士、日本選手団の行進を最後に終了。参加国94ヵ国、約7千人の若人が集う世紀の祭典、第18回東京オリンピック大会は昭和天皇の大会宣言でははなやかに幕をあけた。その頃聖火は皇居前をスタート、国立競技場に向かう。オリンピアで採火されてから51日目、2万6千キロのコースを10万人もの若人達の手によってリレーされた聖火が最終ランナー坂井義則君の手にしっかりと渡された。やがて聖火は観衆の見守るうちに会場へ到着、聖火台に点火された。あかあかと燃え上がる聖火のもとオリンピック競技が始まった。大会3日目、渋谷公会堂で行われた重量あげフェザー級に出場した三宅義信選手は自分の持つ記録を更新して堂々優勝、日本初の金メダル。


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