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ニュース映画

大毎ニュース 661 ぼくらの陸橋

番組ID
N01774
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上映日
1964年03月25日(水)
時間(秒)
184
カテゴリ
地域
概要
京都市立大藪小学校のすぐ横にある国道、京都〜神戸線には日に2万7千台の車が行き交い、通学に横断する子供たちは命がけである。事故防止に1番の陸橋建設は予算が無いため、6年生を中心とする子供たちは、僕たちでお金を集め、PRもしようと昨年9月から週2回の1円貯金を始め、11万円も集めた。子供たちに続けと地元でも270万円を集め、土地も無償で地主さんが提供した。この話に注文を受けた舞鶴の工場でも採算を無視して協力、何とか卒業までに陸橋を渡りたいという子供たちの願いに答えて突貫工事を進めた。1964年3月19日、高さ5メートル、長さ21メートルの陸橋はついに完成、渡り初めを迎えた。大人たちがとても無理だと諦めていた陸橋を見事実現させた子供たち。卒業して行く6年生にとってはよい思い出になるであろう。(町から村から)

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大毎ニュース 690 東京オリンピック 第一報

聖火が東京に到着。1964年10月9日、皇居前広場で一つにまとめられた聖火を迎えてわきたつ前夜祭。ギリシャから招待されたカッセリ夫人も参加して、日本情緒豊かにオリンピック・ムードを盛り上げた。この夜、新興国スポーツ大会に参加した選手の出場が認められず、全員帰国することになった北朝鮮とインドネシア選手団のお別れパーティーが開かれた。北朝鮮の金メダル候補辛金丹選手も開会式の前夜帰国した。アジアで初めて開催される大会に北朝鮮、インドネシア両国が不参加は主催国の日本として残念な出来事だった。10月10日は開会式の日は秋晴れのオリンピック日和となった。国立競技場周辺には開門前から10万を越える観客がきた。神宮絵画館前のサブトラックには各国選手団がお国ぶりの服装で勢ぞろい。入場行進前に交歓風景も見られた。先頭はギリシャ、アフリカの新興国、カメルーン、コンゴは初参加。キューバ選手団、東西ドイツ統一チーム、それに次ぐアメリカ、ソ連はお互いに最強を誇るライバル同士、日本選手団の行進を最後に終了。参加国94ヵ国、約7千人の若人が集う世紀の祭典、第18回東京オリンピック大会は昭和天皇の大会宣言でははなやかに幕をあけた。その頃聖火は皇居前をスタート、国立競技場に向かう。オリンピアで採火されてから51日目、2万6千キロのコースを10万人もの若人達の手によってリレーされた聖火が最終ランナー坂井義則君の手にしっかりと渡された。やがて聖火は観衆の見守るうちに会場へ到着、聖火台に点火された。あかあかと燃え上がる聖火のもとオリンピック競技が始まった。大会3日目、渋谷公会堂で行われた重量あげフェザー級に出場した三宅義信選手は自分の持つ記録を更新して堂々優勝、日本初の金メダル。


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