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ニュース映画

大毎ニュース 580 国産第一号機飛ぶ

番組ID
N01464
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
上映日
1962年09月05日(水)
時間(秒)
168
カテゴリ
科学・技術・産業
概要
我が国航空技術陣が翼を失ってから17年目に日本も国産機の時代を迎え、5人の設計者を中心にYS−11の制作が始まったのは今から5年前。世界的に有名な零戦を造った堀越二郎氏、隼戦闘機の太田稔氏、航研機の設計者木村秀政氏、かって軍用機1本やりだった我国航空技術は旅客機をもって再び世に問うことになった。航空技術研究所では、主翼を揺さぶって気流や突風に耐えるテストが連続的に3万時間も続けられている。こうした地上テストに並行して1962年8月30日、小牧飛行場ではYS−11の試験飛行が行なわれた。5年間心血を注いだ生みの親、土井武夫・太田・堀越・木村の4氏が見まもる内に、全長26.3メートル、幅32メートルのプロップジェット旅客機が大空に舞い上がった。これまでの費用は50億円。60人乗りとしては滑走路は短く、国内線向けにすぐれた性能を示した。こうしてわが航空技術陣は17年のブランクの末、再び大空の自信をとりもどした。

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