ニュース映画
大毎ニュース 539 災害地に冬迫る
番組ID
N01303
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
上映日
1961年11月22日(水)
時間(秒)
180
カテゴリ
社会
概要
北海道の森町は復興も遅々として進まないまま冬を迎えようとしている。第2室戸台風の残骸も生々しい和歌山県御坊町、中学校の講堂には今でも37世帯の被災者がカーテンで仕切りして、仮住いを続けている。バラックの住宅の工事は材料不足のままストップして、年内には間に合いそうにない。集中豪雨で廃虚と化した伊那谷の大鹿村、分校を失った北川地区の子ども達は12キロも離れた本校で寄宿生活をおくっている。山崩れで55人の死者を出した大河原では、まだ10人の遺体が発見されていない。田畑を流され実りの秋を迎えることもできなかった農民たちは、男8百円、女5百円の日雇いの復旧工事にでて生活を立てなければならない。保育所で落葉をたきながら、働きにでた親の帰りを待つ子ども達。伊那谷にやがて冬が迫ろうとしている。