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ニュース映画

毎日世界ニュース 433 子供たちに音楽を

番組ID
N00888
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上映日
1959年11月25日(水)
時間(秒)
226
カテゴリ
社会
概要
1959年で80周年を迎えた小学校の音楽教育は、各地に豊かな実りを見せている。福島市立第一小学校では5年前から音楽教育の普及に乗り出し、今では全校1400名の全てに楽器が行き渡り、全校大合奏が子供たちの絵にまでなった。PTAの熱意が実った小倉市堺町小学校の立派な器楽室には、58台のオルガンがずらりと並んでいる。才能教育の先端を行く東京の桐朋学園などその代表的なものである。しかし一般の学校の場合は、まだまだ子供の夢を満たすにはかけ離れた現状で、中には戦後15年というのに、音楽教室のボロボロな学校さえ残っている。茨城県石下町の岡田小学校に、このほど待ちわびたピアノが届いた。今までオルガンでしか歌ったことの無い子供たちは、目を輝かせてピアノの周りに集まり、いつのまにかコーラスが始まった。こちらはコーラス日本一の栃木県天明小学校。音楽に飢えている地方の子供たちに、もっともっと明るい夢を与えてやりたいものだ。

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毎日世界ニュース 427 災害地の子供たち 伊勢湾台風第三報

学校が始まるのはいつだろうか?子供たちの学校は泥水につかったまま半月たった。先生たちが膝までつかる泥水の中を連絡にやって来た。校舎から水が引くまで集団疎開するためだ。わずか1時間の干潮時をぬって疎開のバスがやって来た。心配そうなお母さんたち、注意したいことは山と有っても、潮の満ちぬ間に慌ただしく出発しなければならない。集団疎開する子供たちも愛知県だけで6千名に達し、疎開先の学校では新しい友だちが手を振って迎えてくれた。半月ぶりの入浴、長い緊張もほぐれて、ぐったり寝込む子供たちの顔には安堵の色が浮かんでいる。毎年今頃は運動会のシーズン。褒美はリボンだけにして賞品は全部災害地へ送る東京の友だち。遠く三重県伊勢市に疎開した長島町の子供たちにも温かいプレゼントが届いた。まだ机も無い畳敷きの仮教室だが、心の籠った理容学校生徒の無料奉仕などによって、子供たちは日一日と生気を取り戻して来た。一方、高潮の生々しい爪跡をさらす半田市海岸の堤防の決壊個所も、地元高校生らの協力でようやく仮締切工事が始まった。名古屋市の庄内川でも2千人の高校生が動員されて急ピッチの締切作業。1959年10月9日、庄内川はついにその傷跡を閉じた。全国から動員された排水ポンプが、一斉にうなりをあげて復旧への希望がほとばしり始めた。疎開先の学校でも1959年10月12日、新しく迎えた生徒と一緒に16日ぶりに授業が再開された。しかし子供たちからはあの日の悪夢の思いは去らない。今日も校庭で無邪気に遊ぶ子供たちから、あのいまわしい思い出が拭い去られるのはいつの日のことだろうか。


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