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ニュース映画

毎日世界ニュース 432 もめる防衛体制

番組ID
N00885
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
上映日
1959年11月18日(水)
時間(秒)
214
カテゴリ
政治・経済
概要
1959年11月10日、大詰めにきた安保条約改定交渉の内容を、藤山愛一郎外務大臣が国会に報告した。参議院では次期主力戦闘機をめぐって、矢島三義氏と辻政信氏が赤城宗徳防衛庁長官を追求する。国会の外では急ピッチに進められる防衛体制に、労働組合や学生たちが反対デモを繰り返している。東海村の原子力研究所のすぐ隣にある那珂湊米軍演習場では、連日爆弾投下演習が行なわれている。田畑に爆弾が落ちて来るのも珍しくないという有様に、こんな物騒な事はないと地元の人々が反対運動に立ち上がった。沿岸の漁場を演習場にとられた阿字ケ浦の漁港では、船は浜に打ち上げられ、見る影もない。防音装置を備えた学校でも、子供たちの声は爆音に消されてしまう。国民の不安をよそに、防衛体制は着々と速度を早めているようだ。

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1959年6月25日、閣僚を入れ替えて守りを固めた岸信介内閣は、最大の関門、安保条約改訂問題を抱えて臨時国会に臨んだ。政府の防衛力強化の方針に、一周年を迎えた自衛隊習志野空挺団では訓練にも一段と気合いが入り、海上自衛隊には日米相互防衛援助協定による、戦後最大の国産駆遂艦「てるづき」も誕生した。同じ日、アメリカへ向かう練習艦隊と入れ代わりに、鹿児島港に日本の最南端与論島から平和行進が到着、原水爆禁止の悲願を込めて広島への歩みが続けられた。韓国(大韓民国)から米軍の撤退を求めて気勢をあげる北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の人々も、帰国を前に喜びの表情が溢れているが、この日は祖国の姿そのままに、南北入り乱れての朝鮮動乱記念日となった。防衛庁前には安保条約改訂反対のデモ隊が押しかけ、日比谷で全国統一行動日の中央大会が開かれた。防衛予算より米価の補償をと農民も立ち上がり、折りから開かれている米価審議会に適正米価を要求して農林省前へ坐り込みの作戦に出た。夜の街では全学連の学生たちがデモをくり返し、またしても警官隊と衝突し、この日のフィナーレは夜の更けるまで続けられた。1959年6月25日は、国の運命を決める多くの問題を抱えて悩む日本の縮図ともいうべき一日であった。


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