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ニュース映画

毎日世界ニュース 377 自衛隊記念日

番組ID
N00663
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上映日
1958年11月05日(水)
時間(秒)
195
カテゴリ
社会
概要
11月1日は自衛隊記念日。1958年11月1日も神宮外苑では岸信介首相の観閲式が行われた。一方この日全国の基地のある町では、核兵器反対・基地反対の共同行進デーとあって、基地に向かってデモ行進を展開。相反する二つの行進が始った。自衛隊では、誘導弾エリコンを公開したり、「タンク」で子供たちのご機嫌をうかがったり、物分かりの良い文化人を一日入隊に誘い出すなど、このところPR戦にもこれ努めている。浜松基地では、山下清画伯を招いて、一日指令官に祭り上げた。にわか少将になって得意満面の山下さんは、自慢のスケッチでたちまち隊員の人気を集める。「自衛隊は外国から国を守るほかに、国の中の戦争に備えるんだな」と鋭い質問を放った山下さん。そのあと「ぐれん隊や強盗との戦争だな」とつけ加えたため、従卒が「それは警察の役目ではないでしょうか」と訂正する次第となった。

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毎日世界ニュース 375 岐路に立つ日本

北海道苫小牧の王子製紙の争議は、労働組合を真っ二つに分裂させ、厳しい対立の中で無期限ストを既に3ヵ月以上も続けている。東京では、共同製本のストライキに、会社側は暴力団を雇入れて工場に入れるという戦前を思わせるような事態が起きている。昭和の初め、暗黒時代のメーデーを写したフィルムには、参加者を片っ端から身体検査をしたり、騎馬に乗って弾圧する警官の姿が記録されている。そして、いままた姿を現わした警官職務法(警察官職務執行法)改正案は、国民の間に再び不安の波を掻立てようとしている。そのため、1958年10月14日の国会は、社会党と自民党が激突して大混乱。行き詰まった国会審議は、議長斡旋でひとまず軌道に乗ったが、17日開かれた本会議に社会党が提出した撤回要求決議案は、少数で否決となった。この折、傍聴席から改正案即時実施のビラを撒いて暴れる右翼も飛び出し、国会の内外に一部の右翼の動きが目立つ時勢となった。こうした時期に、岸信介首相が外国人記者に語った内容が内外に大きな波紋を巻き起こした。折から北海道では、自衛隊始まって以来の大演習が行われ、戦争を放棄した憲法9条の改廃が、日本の運命を左右する天目山ともいうべきであろう。自衛隊のジェット基地となる茨城県小川町の百里ヶ原では、基地賛成派が、基地反対派の先頭に立つ山西きよ町長のリコール運動を進めている。苦境に立って、説得に駆けめぐっている山西さんの表情は、そのまま、岐路に立つ今日の日本の表情につながっているのである。


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