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ニュース映画

毎日世界ニュース 354 287対166 総選挙終る

番組ID
N00576
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上映日
1958年05月28日(水)
時間(秒)
192
カテゴリ
政治・経済
概要
自民党は310名、社会党は220名と、それぞれ当選者の胸算用をふんだ総選挙も、1958年5月22日ついに国民の審判が下り、開票の結果を待つばかりとなった。好調な滑り出しを見せた自民党、これにひきかえ意外に伸び悩んだ社会党。新人の躍進や大物の落選が目立つ中で、自民党287名、社会党166名の新分野が決定した。まだまだ当分冷や飯時代の続きそうな社会党。長期政権の座を確保して、面目を保った岸信介首相は「選挙は成功であった」と御満悦。その勢いで派閥の解消にも成功して、清新強力な内閣を作って欲しいものである。

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毎日世界ニュース 381 特集 おめでとう皇太子さま

1958年11月28日、婚約発表後初めて皇太子さまを訪問される正田美智子さんの車を囲んで、東宮仮御所の前は大変な人波である。11歳の時(1945年)終戦を迎えられた皇太子さまは、バイニング夫人から民主教育を受けられる一方、スキーに、乗馬に逞しい成長を遂げられた。昭和27年(1952年)には皇居仮御殿で晴れの成人式(加冠の儀)、翌28年(1953年)には天皇陛下の御名代として、エリザベス女王の戴冠式に列席され、半年にわたる外遊生活で海外の事情にも親しく目を注がれた。帰国後も学習院大学の聴講生として、勉学に努められるかたわら、数々の御旅行や一般の社交のうちに、社会人としての教養を身につけられた。こうして華やかな青春を送られる皇太子さまをめぐって、ようやくお妃の噂が立ちはじめ、1958年の秋には皇太子さまの意中の人として、正田美智子さんの名が浮かび出てきた。世間の噂のさなか、一人外遊を終えて羽田に降り立つ美智子さん、買物先にもカメラがつきまとい、一時は家の門から行く先々へ追い回されるなど、大変な騒がれようだった。こうして1958年11月27日、晴れの発表を待って、正田家の出身地群馬県館林市は、町をあげてお祭り騒ぎに沸き立った。テレビを見て喜ぶ美智子さんの小学校友だち。夜空を彩る提灯行列。この日、日本中が若いお二人の幸福を慶んだのであった。


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