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ニュース映画

毎日世界ニュース 353 波紋投げた日中貿易

番組ID
N00575
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上映日
1958年05月21日(水)
時間(秒)
184
カテゴリ
国際情勢・海外
概要
中共(中華人民共和国)国旗引き降ろし事件に端を発した日中貿易の中断は、総選挙終盤戦に大きな波紋を巻き起こしている。取引中止となった中共での見本市、さらに一切の商談停止は、業者に深刻な打撃を与えるに至った。革新政党はこうした中共問題をとらえて、岸内閣攻撃に拍車をかけ、選挙戦はまさに中共のペースに巻き込まれた形である。「静観していい」と言い切る岸信介首相。しかし、関係者は「静観できる日本の現状ではない」と深刻である。既に1958年5月19日には、日本商社の駐在員が続々と引き揚げて来る一方、訪日中の中共側も突然帰国するという慌ただしさ。断絶した日中関係の成行きは、総選挙後の大きな課題となることであろう。

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1958年9月26日、観測史上最大といわれた台風22号は、風速25mを超える暴風雨を伴って関東南部に上陸した。この台風は各地に予想外の出水をもたらし、特に東京都内では、気象庁始まって以来の400ミリという降雨量を記録、都内各所に崖崩れが起こり、多くの人命が失われた。皇居の石垣も赤土の地肌を見せるなど大きな被害を被った。また、鶴見川の氾濫で東海道線が不通になり、国鉄のダイヤも未曾有の混乱をきたした。この台風のさなか伊豆半島を流れる狩野川は10ヵ所にわたって決壊、流域10ヵ町村は濁流に呑まれ、伊豆の湯の町は一夜のうちに廃虚と化し、河口の大場町は見渡すかぎり流失家屋の残骸で埋まっている。死者行方不明は千三百人を超え、昨年夏の九州諫早を上回る惨事とみられている。交通の途絶えた現地には、ヘリコプターによって救援物資が届けられ、わずかながらも復旧の希望が取り戻された。山間に閉じ込められていた湯治客も、ようやく帰れる目鼻がついたが、このたびの台風による全国の被害は、罹災者およそ53万、田畑の冠水7万2千町歩(約71405ヘクタール)、速やかな復興が切に望まれる。


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