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ニュース映画

毎日世界ニュース 343 カメラ・ルポ ボタ山

番組ID
N00530
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上映日
1958年03月12日(水)
時間(秒)
157
カテゴリ
地域
概要
石炭の採掘に伴い発生する捨石(ボタ)の集積場「ボタ山」。筑豊炭田地帯では長い炭鉱の歴史をそのままに示し、ボタ山が不気味にそびえ立つ。このボタを種にひと儲けの口が転がっているのも炭鉱らしい風景。時には自然発火したボタ山の麓にその地熱で温泉も湧き、土地の人から重宝がられる。しかし麓に流れるボタは付近の田畑を埋め、その補償問題はこの地方の大きな悩みである。九州大学では山の模型に人工降雨で、世界でも珍しいボタ山崩れの研究を行なっている。山崩れによる被害は各地で起り、部分的な対策では到底防ぎきれない。そこで山の地質を改良する植林作業の必要が叫ばれるが、その費用は失業対策費で賄われる程度。ボタ山の起す恐ろしい災害を防ぐため、地すべり法案の成立と総合対策が強く望まれている。

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1958年9月26日、観測史上最大といわれた台風22号は、風速25mを超える暴風雨を伴って関東南部に上陸した。この台風は各地に予想外の出水をもたらし、特に東京都内では、気象庁始まって以来の400ミリという降雨量を記録、都内各所に崖崩れが起こり、多くの人命が失われた。皇居の石垣も赤土の地肌を見せるなど大きな被害を被った。また、鶴見川の氾濫で東海道線が不通になり、国鉄のダイヤも未曾有の混乱をきたした。この台風のさなか伊豆半島を流れる狩野川は10ヵ所にわたって決壊、流域10ヵ町村は濁流に呑まれ、伊豆の湯の町は一夜のうちに廃虚と化し、河口の大場町は見渡すかぎり流失家屋の残骸で埋まっている。死者行方不明は千三百人を超え、昨年夏の九州諫早を上回る惨事とみられている。交通の途絶えた現地には、ヘリコプターによって救援物資が届けられ、わずかながらも復旧の希望が取り戻された。山間に閉じ込められていた湯治客も、ようやく帰れる目鼻がついたが、このたびの台風による全国の被害は、罹災者およそ53万、田畑の冠水7万2千町歩(約71405ヘクタール)、速やかな復興が切に望まれる。


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