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ニュース映画

毎日世界ニュース 276 メルボルンオリンピックニュース 日本レスリングに金メダル

番組ID
N00222
※放送ライブラリーの視聴ブースでは、番組IDを入力することで、簡単に番組を選べます。
上映日
1956年12月05日(水)
時間(秒)
270
カテゴリ
スポーツ
概要
オーストラリア・メルボルンの第16回オリンピック大会は、参加67ヵ国(ナレーションの68ヵ国は誤り)の選手によって激しいゲームを展開、新記録が相次いでいる。ハンマー投げでは、アメリカのコノリーが63m19cmのオリンピック新記録で優勝。円盤投げもアメリカのオーターが56m36cmのオリンピック新記録で優勝。砲丸投げもまた、アメリカのオブライエンが18m57cmのオリンピック新記録で優勝した。注目の100m決勝、アメリカのモローが10秒5で1着、2着アメリカのベーカー、3着オーストラリアのホーガン。女子槍投げの決勝、志田順子は44m96cmで12位。女子走り幅跳びでは、ポーランドのクシェシンスカが6m35cmの世界タイ・オリンピック新記録で優勝。女子80mハードルは、オーストラリアのストリックランド・デ・ラ・ハンティが10秒7のオリンピック新記録でゴールし優勝。50km競歩ではニュージーランドの新鋭リードが、4時間30分42秒8で優勝。日本選手に大きな期待がかけられた三段跳びの決勝、桜井孝治選手は15m73cm、7位で惜しくも入賞を逸し、ホープ小掛照二は15m64cmと8位に終った。ブラジルのダ・シルバが16m35cmのオリンピック新記録で優勝。待望のレスリング・フリースタイルでは、池田三男選手がウェルター級で初の金メダルを、笠原茂選手がライト級の銀メダルをものにした。そして笹原正三選手はフェザー級で優勝、日本に二つ目の金メダルをもたらし万丈の気をはいたのである。

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毎日世界ニュース 249 日ソ復交をめぐって 河野農相帰国

日ソ漁業交渉の河野一郎農相は、1956年5月26日、およそ1万の人が出迎える羽田空港に帰った。手に手に日の丸の旗をかざし、のぼりを立てる歓迎に応えてご満悦だ。直ちに車を連ねて外務省へ重光葵外相を訪問、さらに鳩山一郎邸を訪ね、首相に帰国の報告を行った。越えて29日、衆院本会議において報告を行ったが、交渉経緯、暫定取決め内容などについて野党から鋭い追及を受けている。これより先の24日、吉田茂前首相ら外交界の長老は東京会館に集まり、日ソ国交回復問題について、日本側の主張は軽々に譲るべきではないと意見の交換を行なった。25日には北村徳太郎訪ソ議員団の主催で、ドムニツキー、チフビンスキー(新任)両氏の歓送迎会が開かれた。また、在ソ留守家族代表や漁民代表約2000人は、28日東京に集まり日ソ国交回復の促進を訴えた。一方、韓国に抑留された肉親を早く返してほしいと、西日本水産基地の留守家族は東京に代表を送って、李(承晩)ラインの即時撤廃、強力な外交で漁民を救えと訴えている。◆【李承晩ライン】昭和27年(1952年)1月19日、韓国の李承晩大統領が海洋主権宣言を出して、一方的に設定した水域境界線。域内に入る日本漁船を捕らえ、漁民を抑留した。


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