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ニュース映画

毎日世界ニュース 255 国民の審判下る 参議院選挙

番組ID
N00116
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上映日
1956年07月13日(金)
時間(秒)
161
カテゴリ
政治・経済
概要
1956年7月8日の参議院選挙は投票の出足悪く、投票率は全国平均62.09%、前回を下回る成績だ。開票の結果は、地方区でも全国区でも社会党が予想以上に伸び、革新派は議席の3分の1を突破、自民党の憲法改正発議を不可能にした。このため自民党の受けた衝撃は大きく、さすがの岸信介幹事長も渋々敗戦を語り、本部は静まり返っている。これにひきかえ気を良くした社会党は、鈴木茂三郎委員長が解散論をぶって気勢を上げている。参議院の新分野が決まった、その日の各党本部の表情である。

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毎日世界ニュース 249 日ソ復交をめぐって 河野農相帰国

日ソ漁業交渉の河野一郎農相は、1956年5月26日、およそ1万の人が出迎える羽田空港に帰った。手に手に日の丸の旗をかざし、のぼりを立てる歓迎に応えてご満悦だ。直ちに車を連ねて外務省へ重光葵外相を訪問、さらに鳩山一郎邸を訪ね、首相に帰国の報告を行った。越えて29日、衆院本会議において報告を行ったが、交渉経緯、暫定取決め内容などについて野党から鋭い追及を受けている。これより先の24日、吉田茂前首相ら外交界の長老は東京会館に集まり、日ソ国交回復問題について、日本側の主張は軽々に譲るべきではないと意見の交換を行なった。25日には北村徳太郎訪ソ議員団の主催で、ドムニツキー、チフビンスキー(新任)両氏の歓送迎会が開かれた。また、在ソ留守家族代表や漁民代表約2000人は、28日東京に集まり日ソ国交回復の促進を訴えた。一方、韓国に抑留された肉親を早く返してほしいと、西日本水産基地の留守家族は東京に代表を送って、李(承晩)ラインの即時撤廃、強力な外交で漁民を救えと訴えている。◆【李承晩ライン】昭和27年(1952年)1月19日、韓国の李承晩大統領が海洋主権宣言を出して、一方的に設定した水域境界線。域内に入る日本漁船を捕らえ、漁民を抑留した。


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