原爆の日ラジオドキュメンタリー いま遺品が語る ~あるアメリカ人詩人のヒロシマ~ | ラジオ番組 |
番組ID | R21463 |
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放送日 | 2012.08.06 |
分数 | 50 |
ジャンル | ドキュメンタリー・録音構成 |
放送局 | NHK |
製作者 | NHK |
制作社 | NHK、NHK広島 |
出演者 | アーサー・ビナード |
スタッフ | 制作統括:岸慎治、取材:芳川隆一 |
概要 | 福島第一原発の事故が起きた今、核のない世界の実現に向けてヒロシマが発信できるメッセージとは何かを考えるラジオドキュメンタリー。◆詩人のアーサー・ビナードさん(45歳)は、この夏、写真絵本「さがしています」を出版した。広島市の原爆資料館に保管されている被爆者の遺品を擬人化し、その目線で核の恐怖を語る物語だ。これまで日本語で多くのエッセイや絵本を発表してきたアーサーさんは、17年前旅行で訪れた原爆資料館で目にした「ピカドン」という言葉に、初めて「原爆を落とされた」側の気持ちを知り、以来、いつかはヒロシマをテーマにした作品を描きたいと思っていた。そこに福島第一原発の事故が発生。人類が再び核の恐怖に直面した今、アーサーさんはヒロシマを語る意味が変わったと考えている。「遺品はフクシマを見るためのレンズなんだ。ヒロシマは過去の話ではない。」遺品の持ち主の家族や福島県南相馬市の被災地を訪ね、核によって断絶された人間の生活を見つめることで、遺品に語らせる言葉を紡ぎだそうとするアーサーさんの創作の道のりを追った。 |