KNBラジオ報道スペシャル 富山の売薬さんが消える日 | ラジオ番組 |
番組ID | R23959 |
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放送日 | 2022.05.29 |
分数 | 34 |
ジャンル | ドキュメンタリー・録音構成 |
放送局 | 北日本放送(KNB) |
製作者 | 北日本放送(KNB) |
制作社 | 北日本放送(KNB) |
出演者 | ナレーション:平島亜由美 |
スタッフ | 編集:荒山知徳、制作統括:堀田茂宏、取材:大上裕之、構成:大上裕之 |
概要 | 富山県滑川市の石倉雅俊さん(66歳)は「富山の売薬さん」だ。曽祖父の代から150年近く続く家庭薬配置業者の4代目で、20代の時から働いている。得意先は2000軒ほど、年に10カ月ほどは旅先で得意先を回る。そんな石倉さんはかつてない危機に直面していた。県内で相次いだ医薬品メーカーの製造不正だ。製造販売承認書と異なる方法での製造、記載のない添加物の使用、成分が基準を満たさないなど、県内大手メーカーで次々と発覚する不正により、各社で製品供給が長期にわたって滞っていた。影響は自主回収品目以外にも波及し、需要と供給のバランスが崩れ業界全体で製品は品薄になるまでとなっていた。入手できなくなった薬は、長年各家庭で愛用されてきたものばかりだ。薬をライフラインとしている利用者もおり、影響は深刻である。また、今回の取材では「メーカー側の配置薬縮小の流れ」がある事も分かってきた。行政処分をきっかけに、自社製造撤退の動きを見せる企業も出始めている。窮地に立たされる富山の配置薬。石倉さんはメーカーに代わりその責任を果たすため、今日も必死に駆け回っている。 |
受賞歴 | 日本民間放送連盟賞(2022年報道番組優秀) |