YBCラジオドキュメンタリー 黒い虹 米軍基地と弾道下の村 | ラジオ番組 |
番組ID | R22125 |
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放送日 | 2017.05.29 |
分数 | 44 |
ジャンル | ドキュメンタリー・録音構成 |
放送局 | 山形放送(YBC) |
製作者 | 山形放送(YBC) |
制作社 | 山形放送(YBC) |
出演者 | ナレーション:安藤勲 |
スタッフ | ディレクター:新野陽祐、プロデューサー:伊藤清隆、音声:渡辺暁人 |
概要 | 敗戦国日本は米軍の統治下におかれ、終戦から1カ月後の1945年9月、山形県にも米軍が進駐し、米軍による占領時代が始まった。そして翌1946年12月、米軍の実弾射撃演習が突如開始された。村山市に大高根射撃場が置かれ、6000人が暮らす4700haもの広大な土地が強制収容された。当時、全国に733か所の米軍基地が置かれたが、大高根は民家の真上を実弾が飛び交った唯一の場所だった。その砲弾の軌跡はまるで黒い虹。そして、砲弾直下の集落は「弾道下の村」と呼ばれた。砲弾の破片を拾い集めようとした子ども二人が不発弾の犠牲となった。さらに大人二人も死亡。経済基盤を失った農民たちが一家総出の鉄くず回収で命を落としたのだ。人々は苦悩を詩や句で表現した。米軍基地で激変した村の生活、砲弾の恐怖におびえた、「砲弾下の村」の住民たちの今を追った。 |