春、38度線を越えて | ラジオ番組 |
番組ID | R22583 |
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放送日 | 2018.04.30 |
分数 | 60 |
ジャンル | ドキュメンタリー・録音構成 |
放送局 | RKB毎日放送 |
製作者 | RKB毎日放送 |
制作社 | RKB毎日放送 |
出演者 | ナレーション:山崎夕希子、朗読:坂田周大 |
スタッフ | 構成:里山千恵美、演出:里山千恵美、制作:大村由紀子、技術:寺岡章人、効果:寺岡章人 |
概要 | 終戦時、外地にいた日本人はおよそ660万人。軍人、軍属を除く300万人余の民間居留民は、現地住民や進駐してきた連合軍兵士らの報復、襲撃、略奪などを受ける厳しい状況の中、必死の思いで祖国を目指すことになった。しかも男性たちは召集され、その大半はお年寄りや女性、子供たちだった。同じ朝鮮半島からの引き揚げでも、38度線を挟んで北と南では大きく運命が分かれた。米軍が進駐した現在の韓国地域からの引き揚げは比較的順調に早期に完了したが、ソ連軍が進駐した現在の北朝鮮地域からの引き揚げは困難を極めた。ソ連軍による女性たちへの暴行、略奪。現地の保安隊による検問。さらに厳しい寒さと飢え、伝染病の蔓延。親に手を引かれ、あるいは小さな兄弟たちの手を引いて逃げまどった子供たち。その幼い眼差しの前でも、容赦なくそうした極限の状況は展開された。38度線を越え、懸命に祖国を目指した少年、少女たち。その生きるための闘いを振り返り、引き揚げから70年余を経た今の思いを聞く。 |