いくさ遺産 村の言霊 岐阜県東白川村・語り継がれる戦争の記憶 | ラジオ番組 |
番組ID | R21631 |
---|---|
放送日 | 2015.05.18 |
分数 | 59 |
ジャンル | ドキュメンタリー・録音構成 |
放送局 | 東海ラジオ放送 |
製作者 | 東海ラジオ放送 |
制作社 | 東海ラジオ放送 |
出演者 | 語り:ドリアン助川 |
スタッフ | 構成:源石和輝、ディレクター:源石和輝、制作:前野沙織、制作:井田勝也、制作:徳丸敦也、プロデューサー:源石和輝、技術:石川友基、編集:前野沙織、編集:井田勝也、取材:源石和輝 |
概要 | 岐阜県加茂郡東白川村は人口2280人の山村。ここに1990年代前半、2つの“いくさ遺産”が作られた。戦争資料館「平和祈念館」と戦記「平和への礎」である。祈念館には召集令状、千人針、戦地で書かれた日記、228人の遺影など900点余。「平和への礎」には350ページにわたって戦没者や帰還兵のつらい記憶や懐かしい思い出が綴られている。それから20年余、戦争を知る人も少なくなった今、“村の言霊”を集める旅に出た。90代、80代の人々が語る体験は、兵隊、満州開拓団、戦争孤児など、多岐にわたった。村は過疎化が進み、いくさの記憶の伝承も危ぶまれている。古田真由美さんは読み聞かせボランティアを主宰している。きっかけは、平和祈念館に収められている「お母さん、お母さん」で始まる日記との出会いだった。中国大陸で戦死した今井龍一さん(享年22歳)のものだ。龍一さんが生きた事実と、戦地で母を思った事実。これらの積み重ねの上に現在の私たちがあるのではないか。古田さんは村に残る戦争の記憶を語り継ぐ朗読会を続けている。 |