R03264
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2007.08.15

60

ドキュメンタリー・録音構成

エフエム東京（ＴＯＫＹＯ　ＦＭ・ＦＭ東京）

エフエム東京（ＴＯＫＹＯ　ＦＭ・ＦＭ東京）

エフエム東京（ＴＯＫＹＯ　ＦＭ・ＦＭ東京）

曽我部恵一、柴田幸子、海老名香葉子

構成：服部准、演出：服部准、制作：木村達彦、取材：木村尚志、取材：湯野大輔、取材：亀田勇気、取材：柴田幸子

２００５年８月３日、広島で被爆した１台のピアノによるコンサートが開かれた。６０年前のあの出来事を想像しなければ普通のピアノと変わらない音色。静かな戦争の証言者だ。私たちの周りには、このピアノのような存在がまだまだいるのかもしれない。ミュージシャンの曽我部恵一さんと柴田幸子記者が、地元・下北沢で、公園で体操するおじいさんや駄菓子屋のおばさんに、６０年前の戦争のことを知りたい、と声をかける。すると、戦地に赴いた人、疎開した人、身内を亡くした人…。６０年前、日本はどの町も戦時下にあり、下北沢も例外ではなかったのだ。これまであまり語られなかった、同じ町に暮らす普通の人々の戦争の記憶に耳を傾ける。東京大空襲で家族を失い、慰霊碑を建立した海老名香葉子さんにも平和への思いを聞く。