放送番組センターでは“東日本大震災と放送”をテーマに、2011年9月から連続して、東日本大震災の関連番組の番組上映会と公開セミナーを開催してきました。大震災と原発事故報道における放送メディアの役割を考えると共に、大震災からの復興や原発事故の問題を風化させないためにも、こうした取り組みを続けていくことは、極めて重要なことと考えています。
このシリーズの5回目として、大震災・原発事故から4年となる本年3月、番組上映会&公開セミナーを下記のとおり開催します。
<公開セミナー 制作者に聞く! ~番組制作の現場から~>
※2015.3.22 終了しました。セミナーの抄録をこちらに掲載しています。
<内容>
第1部:番組上映 10:15~13:05(10時開場)
1)10:15~『Believe ~陸前高田・老舗醤油店 あの日からこれまで~』
岩手朝日テレビ/47分
2)11:15~『福島と原発の50年 ~原発に身を削られる町・大熊町からの報告』
福島テレビ/47分
3)12:15~『明日へ-支えあおう- 是枝監督×女子高生 ~震災3年 福島を描く』
NHK/NHKエデュケーショナル/パオネットワーク/48分
第2部:公開セミナー 14:30~16:30(14時開場)
登壇者:佐々木貴(岩手朝日テレビ・報道制作局)
『Believe ~陸前高田・老舗醤油店』プロデューサー
井上 明(福島テレビ・報道局) 『福島と原発の50年』ディレクター
是枝裕和(映画監督) 『明日へ-支えあおう- 是枝監督×女子高生』出演
司 会:石井 彰(放送作家)
チラシは こちら
<お問い合わせ先>
放送ライブラリー
〒231-0021 横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター
TEL 045(222)2828
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<番組上映> ※申込不要・観覧自由
被災三県の地元民放5社の大震災関連番組と、福島在住の高校生を描くNHK番組など。
<上映番組>
◆Aプログラム『被災地は、今』◆
上映日:3/10(火) 12(木) 14(土) 17(火) 19(木) 21(土・祝)
『ようこそ!槌音が響く丘へ ~被災女将 笑顔が戻るその日まで~』
岩手めんこいテレビ 2014年5月24日放送 47分
岩手県内で最大の被害を受けた陸前高田市で、料理店を営んでいた女将から評判の笑顔が消えた。再建ホテルの支配人に抜擢された被災女性の希望、喜びなど自慢の笑顔を取り戻すまでを密着する。
『千年後にとどけ 私たちの願い ~被災地・女川 中学生の3年~』
東北放送 2014年3月15日放送 51分
宮城県の女川中学3年生は、「千年後に同じ悲劇を繰り返さないため」、町内の津波到達点に「いのちの石碑」を建てようと募金運動を始める。※平成26年度地方の時代賞奨励賞。
『祐梨、伝える ~南三陸・語り部女子高校生』
仙台放送 2014年5月31日放送 55分
宮城県南三陸の高校生たちは、同世代に震災を身近に感じてもらおうと語り部グループを立ち上げた。防災・減災を世界に発信していきたいとの気持ちが高まる女子高生を克明に追う。
◆Bプログラム『公開セミナー関連番組』◆
3/11(水) 13(金) 15(日) 18(水) 20(金)
『Believe ~陸前高田・老舗醤油店 あの日からこれまで~』
岩手朝日テレビ 2014年1月25日放送 47分
岩手県陸前高田市の200年の老舗醤油店は、大震災で全てを失う中で、全社員の雇用を守り、醤油製造の再開を目指す。被災地の企業の再出発まで苦闘の3年間を追った。
『福島と原発の50年 ~原発に身を削られる町・大熊町からの報告』
福島テレビ 2014年3月30日放送 47分
原子力発電所がなぜ福島に建設されたのか。当時の関係者の証言、局に残された貴重なニュース映像などを交え、半世紀の歴史と人々が戻ることのできる故郷を取り戻すために何が必要かを考える。※平成27年日本民間放送連盟賞テレビ報道番組優秀。
『明日へ-支えあおう- 是枝監督×女子高生~震災3年 福島を描く』
NHK/NHKエデュケーショナル/パオネットワーク
2014年5月4日放送 48分
映画監督の是枝裕和さんが福島県立相馬高校の女子生徒に映像作りを徹底指導する。是枝監督は「僕には撮れないものが撮れている。だから意味がある」と語る。※ATP賞奨励賞。
詳しい上映スケジュールは こちら