田舎のコンビニ 一軒の商店から見た過疎の4年間 | テレビ番組 |
番組ID | 211451 |
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放送日 | 2010.05.26 |
分数 | 49 |
ジャンル | ドキュメンタリー |
放送局 | テレビ金沢(KTK) |
製作者 | テレビ金沢(KTK) |
制作社 | テレビ金沢(KTK) |
出演者 | ナレーター:中崎清栄 |
スタッフ | タイトル:中村真澄、ミキサー:本多周平、構成:辻本昌平、撮影:辻本昌平、編集:辻本昌平、ディレクター:中崎清栄、プロデューサー:高田直彦 |
概要 | 野良着姿のお婆さんが店の長いすに座ると、店主の美和子さんが「焼けたよ」とサツマイモを差しだし、「長生きして年金で買い物して」と笑わせる。ここは、能登半島の穴水町にあるよろず屋「やぶこし商店」。買い物に来たお年寄りたちは、昔ながらの井戸端会議に花を咲かせている。人気の秘密は美和子さんの愛嬌あふれる人柄と、お年寄りに寄り添うサービスだ。大型店の進出で、売り上げが落ちる中、美和子さんは交通手段を持たないお年寄りのために送迎や宅配のサービスをしている。単に、店に連れてくるだけでなく、頼めば診療所や農協まで連れて行ってくれる。親戚のような付き合い方で商売をする美和子さん。しかし、どんなに努力をしても、じりじり進む過疎化にはかなわない。お客さんとのやりとりの中に、過疎の現実が見えてきた。「嫁が来ない」とつぶやく親や、唯一の楽しみが「やぶこし商店に来ることだ」と言う独り暮らしのお年寄り。一軒の商店に集う人たちの暮らしから、祭り、教育、農業などすべてに限界が来ている田舎のありのままが見えてきた。しかしここ、やぶこし商店には、笑顔があった。 |
受賞歴 | 芸術祭賞(第65回優秀賞)、日本放送文化大賞(第6回準グランプリ)、「地方の時代」映像祭(2010選奨)、放送文化基金賞(第37回番組賞)、ギャラクシー賞(第48回奨励賞) |