FNSドキュメンタリー大賞 お米のあした 農業の未来を耕せ | テレビ番組 |
番組ID | 207378 |
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放送日 | 2012.05.19 |
分数 | 48 |
ジャンル | ドキュメンタリー |
放送局 | NST新潟総合テレビ |
製作者 | NST新潟総合テレビ |
制作社 | NST新潟総合テレビ |
出演者 | ナレーション:廣川明美 |
スタッフ | 題字:工藤達朗、撮影:山田龍太郎、撮影:近芳雄、撮影:手塚顕、撮影:中島茂雄、撮影:竹内清貴、撮影:丘山慶、MA:佐藤誠二、CG:平岩佳恵、編集:山田龍太郎、構成:石井彰、ディレクター:鷲津史彦、プロデューサー:小林淳 |
概要 | 日本の農業を取り巻く環境が悪化している。米価は下落し続け、ピーク時の3分の2に、一人が一年間に食べるお米の量は、50年前の約半分になった。農家の収入は減り、米作りに欠かせない田植え機・トラクター・コンバインなど高価な農機具が農家の経営を圧迫する。そんな中、大手スーパーが中国産米の販売を開始した。低価格帯の国産米に比べ3割ほど安いという。そしてTPPが農家に追い打ちをかける。◆新潟県長岡市に田んぼに囲まれた会社がある。「エコ・ライス新潟」だ。農家たちが集まってできた会社で、コメの製造・販売を行い、これまで有機栽培による安全で安心なコシヒカリを全国各地に届けてきた。コメの環境の変化に、マネージャーの豊永有さんは「白い米だけを作って売る時代は終わった」と話し、アルファ米や米粉スイーツの開発など、コメを加工することで需要拡大をねらう。◆豊永さんが取り組んでいるもう一つの試みが2007年から始めた「白藤プロジェクト」。東京家政大学の学生と一緒に、新潟で幻のコメとなっていた「白藤」を復活させ、スイーツや化粧品などの商品開発を進めている。そしてこの白藤プロジェクト出身の女性が東京の小学校で栄養士として働き、子どもたちに米作りを体験させる“食育”を行っている。「お米作りを今の子どもたちに伝えることで、日本の将来を考えることになる」と話す。◆豊永さんはコメを使った商品開発だけでなく、“お米のあした”を創っていた。「百年後も二百年後もここで農業をやっていく」と力強く話す豊永さんの取り組みを通して“日本のコメ”の生きる道を探る。 |
受賞歴 | 日本民間放送連盟賞(第60回報道番組優秀) |