テレビ番組のスタッフや出演者が、自ら制作した番組を振り返る人気公開セミナー「名作の舞台裏」第43回は、有川浩の原作をドラマ化、御近所の事件を“三匹のおっさん”が痛快に解決する姿が幅広い視聴者の支持を得て高視聴率を記録した、金曜8時のドラマ『三匹のおっさん』(テレビ東京)を取り上げます。
※2017.2.19 終了しました。セミナーの抄録をこちらこちらに掲載しています。
【番組概要】
定年退職後、近所のゲームセンターに再就職した、腕に覚えありの剣道の達人キヨ、こと清田清一(北大路欣也)。
同じく武闘派の柔道家で、居酒屋「酔いどれ鯨」の元亭主シゲ、こと立花重雄(泉谷しげる)。
機械をいじらせたら無敵の頭脳派、愛娘にはめっぽう弱い機械工場経営ノリ、こと有村則夫(志賀廣太郎)。
かつての悪ガキ3人が結成した私設自警団「三匹のおっさん」。詐欺に痴漢に動物虐待...。
三匹がご町内の悪を斬る!!
【放送】
◇第1シリーズ『三匹のおっさん~正義の味方、見参!!~』
(2014年1月17日~3月14日・全8回/「東京ドラマアウォード2014」特別賞受賞)
◇第2シリーズ『三匹のおっさん2~正義の味方、ふたたび!!~』
(2015年4月24日~6月12日・全8回)
※第3シリーズ『三匹のおっさん3~正義の味方、みたび!!~』
2017年1月20日(金)夜8:00よりスタート!
【セミナーのようす】
「時代劇を現代版にした原作が、本当に痛快で感動的なものだったので、ぜひドラマ化したい」という井上氏の想いから企画が始まった。井上氏から提案を受けた山鹿氏の協力で、主演の配役が固まり、制作がスタートした。
役作りについて主演の三人は、共通して持つ幼少期の体験を基にしていると語った。作品の特徴として、親子孫三代をしっかり描いた"古き良きホームドラマ"でありながら、そこに悪者を成敗する時代劇のような
お決まりのシーンが織り交ぜられている。猪原氏が「ホームドラマに時代劇をミックスしたのがミソだった」と指摘した通り、この特徴が幅広い年代に支持されたポイントでもあった。
途中、出演者が童心に返った表情で、懐かしい話に花を咲かせる場面もあった。心に眠る共通の原体験が、"三匹のおっさん"を良い作品とするパワーとなっていると感じられるセミナーとなった。(応募者数1348名)