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【セミナー】  公開セミナー 第41回 名作の舞台裏 土曜ドラマ『64(ロクヨン)』レポート

 テレビ番組のスタッフや出演者が、自ら制作した番組を振り返る人気公開セミナー「名作の舞台裏」第41回は、横山秀夫のベストセラーをドラマ化、原作の持つ緊迫感・重厚感を見事に映像化し話題となったNHK土曜ドラマ『64』を取り上げます。


  • 日 時:2016年6月19日(日)13時30分−16時30分(13時開場)
        ※番組上映のあと、ゲストによるトーク
  • 会 場:情文ホール(横浜情報文化センター6階)
  • ゲスト:ピエール瀧(出演)、大森寿美男(脚本)、屋敷陽太郎(制作)、井上剛(演出) 
  • 司 会:渡辺紘史(放送人の会)
  • 主 催:(一社)放送人の会、(公財)放送番組センター
  • 入 場:無料(抽選で200名)

※2016.6.19 終了しました。セミナーの抄録をこちらに掲載しています。

【番組概要】
 わずか7日間で幕を閉じた昭和64年に起きた未解決誘拐殺人事件、通称「64(ロクヨン)」。時効間近となった平成14年、事件は警察庁長官のD県警視察を契機として、再び動き出す。長官慰問を拒む遺族。当時の捜査員などロクヨン関係者に敷かれた箝口令。刑事部と警務部の鉄のカーテン。謎のメモ。そして長官視察直前に発生した新たな誘拐事件は、ロクヨンをそっくり模倣したものだった・・・。
 土曜ドラマ『64』は、原作の持つ多重な人物関係、複雑な構造、緊迫感を正確に映像化した質の高い警察ドラマとして高い評価を受け、平成27年度 文化庁芸術祭 テレビ・ドラマ部門大賞を受賞した。(2015年4月18日~5月16日放送・全5回/NHK)

【セミナーのようす】
 井上、屋敷、大森は、2005年に同じ横山秀夫原作の『クライマーズ・ハイ』をドラマ化した際のスタッフ。屋敷が『64』の原作を読み、同じチームで制作したいと思い声をかけた。複雑な構造の原作に対して、大森は「三上の7日間をドキュメントする形で追い、三上の知らない所で起きている事を描くのを一切やめた」と語った。物語の全てを三上を通して感じる見事な構成となった。
 屋敷やピエールからは、井上の演出方法について次々と話が飛び出した。井上は、各場面の手前と後に"のりしろ"を付け、まるまる5回撮る。その5回は毎回カメラの位置が違うので俳優は大変である。ピエールが「どうかしているんですよ」と笑いながら現場の様々なエピソードを明かした。また、音楽もこだわり、あえてアナログのスタジオで録音した。井上が「そういう所で録るとざらざらした質感の音、現場で鳴っている効果音のようになり、音楽が音質として主張しない。昭和を意識したのだと思う」と語った。息の合ったチームでのこだわりをもった作品づくりが名作ドラマを生んだことが伝わり、会場から惜しみない拍手が送られた。

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