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【番組上映会】  戦後70年企画第2弾 『テレビが伝える 戦争の記憶と記録』

 放送番組センターでは、戦後70年企画として、放送ライブラリー公開番組を活用して、沖縄戦、広島・長崎の被爆や戦争全般をテーマにした番組上映会と公開セミナーを開催しています。
 今回は、戦後70年企画第2弾として、戦争全般や広島・長崎の被爆に関するテレビ番組の上映会と公開セミナーを開催します。公開セミナーは、番組制作に携わった方にご登壇いただき、番組制作を通して伝えてきた思いとメッセージをお話しいただきます。


【番組上映会】 ~制作者・脚本家とその作品~

期間:2015年8月11日(火)、12日(水)、14日(金)、15日(土)
会場:情文ホール(横浜情報文化センター6階)
入場:無料・事前申込み不要

 放送ライブラリー公開番組の中から、戦争に関連するドキュンタリー16本、ドラマ4本を日替わりで上映します。NHK・民放局の名作を、大画面でご覧いただけます。
 ドラマでは脚本家や演出家が大きく取り上げられますが、ドキュメンタリーで制作者名がクローズアップされるケースは多くありません。今回の上映会では、『制作者・脚本家とその作品』と題して、戦争をテーマに制作を続けた制作者や『NHK特集』等の制作グループ、放送局名を紹介する形としました。

 ※上映番組、番組概要、スケジュールの一覧はこちら。 8月11・12日  8月14・15日


8/11(火)『戦争への道程とその検証』

10:30 NHK特集と『皇帝の密約 埋もれた"満州国"最高機密』
NHK/1987年/50分
関東軍によって現在の中国東北部に作られた"満州国"。石原莞爾が撮影したフィルムや50年ぶりに発見された資料から、「NHK特集」のスタッフがその実態を探る。

11:30 北日本放送・金沢敏子と『NNNドキュメント'96 赤紙配達人 ある兵事係の証言』
北日本放送/1996年/52分
召集令状や戦死公報を届けた兵事係の男性を通して、赤紙を受け取った人々の苦悩や葛藤など、民衆の戦争史に光を当てる。

12:30 NHKスペシャルと『ドキュメント太平洋戦争(4)責任なき戦争 ビルマ・インパール』
NHK/1993年/50分
ビルマ・インパール作戦では、食糧や武器弾薬もない山岳地帯で兵士たちは次々に倒れ、死体の道は「白骨街道」と呼ばれた。あいまいな作戦決定や責任者不在体制を浮き彫りにする。

13:30 牛山純一と『あの涙を忘れない!日本が朝鮮を支配した36年間』
日本映像記録センター・テレビ朝日/1995年/90分(NHK版)
民放ドキュメンタリーの開拓者・牛山純一の戦争3部作の1本。当時タブーだった日本の朝鮮半島支配に迫った。牛山は、"アジアと戦争"をテーマに、多くの作品を残している。

15:10 脚本家・山田太一と『終りに見た街』
テレビ朝日/1982年/90分
東京郊外に住む放送作家とその妻、2人の子供は、突如1944(昭和19)年にタイムスリップする。戦争に巻き込まれていく現代家族をシリアスに描く。出演:細川俊之ほか。


8/12(水)『被爆地・広島と長崎』

10:30 広島テレビと『ドラマ 碑』
広島テレビ/1969年/52分
広島で建物疎開に動員されていた27校の中学生のほとんどが原爆で亡くなった。広島第二中学1年生の記録を、彼らの残した言葉のモノローグで語り部(杉村春子)により展開する。

11:30 中国放送と『RCCスペシャル 原爆プレスコード』
中国放送/1980年/52分
被爆作家・大田洋子の著作『屍の街』に対する検閲を紹介しながら、アメリカがいかに原爆被害を隠蔽しようとしたかを追う。中国放送は被爆地・広島の局として多くの作品がある。

12:30 NHK長崎と『長崎の鐘は鳴り続ける 平和を叫びつづけた男 永井隆』
NHK/2000年/43分
被爆後の長崎で、白血病に冒されながら平和へのメッセージを書き続けた医師・永井隆。被爆地・長崎の象徴とも言われる永井の人生と平和への執念を見つめ直す。

13:30 長崎放送と『ゆるすまじ 山口仙二 その生の記録』
長崎放送/1999年/58分
14歳の時、長崎市内で被爆した山口仙二さんは、全身に大ヤケドを負いケロイドが残った。反核平和運動に身を投じて以降は、国連軍縮総会など反核運動の象徴として活動に携わってきた。

14:40 脚本家・市川森一と『明日 1945年8月8日・長崎』
日本テレビ/1988年/94分
1945年8月8日、長崎では戦時中の人々の普通の生活が続いていた。祝い事、明日の約束など、それらが原爆によって無残に断ち切れたことへの憤りと悲しみを描く。出演:大竹しのぶ他。


8/14(金)『戦争の傷痕 Ⅰ』

10:30 山口放送・磯野恭子と『いま松花江に生きる 中国残留婦人』
山口放送/1987年/50分
祖国から忘れ去られていた中国残留婦人達を黒竜江に訪ねる。磯野恭子は、中国残留婦人、原爆の子・百合子、学徒兵など、女性の視点から戦争の悲惨さを追求した。

11:30 日本海テレビ・古川重樹と『クラウディアからの手紙』
日本海テレビ/1998年/52分
戦後もロシアに留まり、ロシア人の妻と生活していた男性が、日本で待つ妻と娘のもとに帰国した。戦争が個人に与えた不条理と人間の愛情の深さを描く。

12:30 大島渚と『ノンフィクション劇場 忘れられた皇軍』
日本テレビ/1963年/25分
韓国籍であるために日本政府から補償を得られない傷病兵たち。大島監督は、日本の享楽ムードへの自己反省と朝鮮半島の人々に対する歴史的な原罪感に鋭く迫る。

13:10 RKB毎日・木村栄文と『ドキュメンタリー 絵描きと戦争』
RKB毎日放送/1981年/93分
水俣病や韓国をテーマに多くの秀作を残した木村栄文は、藤田嗣治と坂本繁二郎の2人の画家の戦時下の生き方を通して、戦争と芸術、人間の運命を描いた。

14:50 橋本忍・岡本愛彦と『私は貝になりたい』
TBSテレビ/1958年/92分
1枚の赤紙で召集された平凡な理髪店の主人が、上官の命令で犯した捕虜処刑のためにたどる悲惨な運命から、戦争の実相を描いた。放送史上、記念碑的なドラマ。出演:フランキー堺ほか。


8/15(土)『戦争の傷痕 Ⅱ』

10:30 信越放送と『少年たちは戦場へ送られた』
信越放送/2010年/47分
貧しい農家の子供たちは希望に燃えて渡満したが、待っていたのはあまりに過酷な運命だった。信越放送は、全国で最も多くの農業開拓者や青少年義勇団を満州に送り出した長野県の地元局として、多数の関連番組を制作している。

11:30 青森放送と『NNNドキュメント'94 恨(ハン)の海 裁かれる浮島丸事件・その真実は...』
青森放送/1994年/50分
終戦直後、朝鮮半島から強制連行された3千人余りの人達を乗せ、青森の下北から釜山に向かった海軍輸送船「浮島丸」が、舞鶴港で突然爆破し沈没した。この事件の真相に挑む。

12:30 テレビ西日本と『あゝ鶴よ ノモンハン50年目の証言』
テレビ西日本/1989年/59分
1939(昭和14)年に起こったノモンハン事件で日本軍は敗れ、捕虜となった兵士たちは異国で生き延びた。彼らの望郷の思いを描く。テレビ西日本は、尾山達己、後藤文利、徳丸望などが「戦争に翻弄された人たち」をテーマに多くの秀作を制作している。

13:40 NHK・工藤敏樹と『和賀郡和賀町~1967年・夏~』
NHK/1967年/60分
和賀町は東北有数の出稼ぎの村で、多くが帰省するお盆の時期に様々な行事を行う。過去の戦争の記憶と現在の農村問題を絡めて描く。工藤敏樹は、核の時代を予見した『廃船』の他、学童疎開を追った『富谷国民学校』、2.26事件や昭和万葉集などで戦争の実相に迫った。

14:50 倉本聰・実相寺昭雄と『西武スペシャル 波の盆』
日本テレビ・テレビマンユニオン/1983年/97分
ハワイに伝わる盆踊りを背景に、日系移民一家の波乱に満ちた歴史とふるさと日本への複雑な想いをたどるドラマ。理髪店を開く大家族の幸福な暮らしは、日本の真珠湾攻撃で終わりを告げた。出演:笠智衆ほか。


【公開セミナー】 制作者に聞く!~番組制作の現場から~

公開セミナーでは、戦争をテーマに番組制作を続けてきた制作者3名をお招きし、戦争を伝えるテレビメディアの役割、その課題などについて考えます。セミナー当日は、午前中から登壇者関連番組を全編上映いたします(セミナーでは部分上映となります)。

開催日:2015年8月13日(木)
会 場:情文ホール(横浜情報文化センター6階)
入 場:無料・事前申込み必要(200人)

第1部:番組上映 開場10:00 上映10:15~13:35

10:15~『村と戦争』
 東海テレビ放送/1995年/72分/民放連賞第43回報道番組部門優秀ほか
 岐阜県加茂郡の村の平和祈念館建設を追いながら、村人と戦争との関わりを描く。

11:35~『封印 ~脱走者たちの終戦』
 熊本放送/1996年/54分/第23回放送文化基金賞優秀賞ほか
 熊本第六師団の兵士30人の銃殺に関わった元兵士が封印してきた事実を語る。

12:35~『チョウムンサンの遺書 シンガポールBC級戦犯裁判』
 NHK/1991年/60分/第16回放送文化基金賞企画賞ほか
 朝鮮半島から日本軍属として南方に送られ、BC級裁判で絞首刑となった若者の遺書が残されていた。


第2部:公開セミナー 開場14:00 パネルトーク14:30~16:30(予定)

<登壇者>
阿武野勝彦(東海テレビ放送報道局) 『村と戦争』構成。
村上雅通(長崎県立大学教授・元熊本放送) 『封印』ディレクター。
桜井 均(立正大学教授・元NHK) 『チョウムンサンの遺書』制作。
<司会>
石井 彰(放送作家)

※セミナーの抄録をこちらに掲載しています。

<お問い合わせ先>
放送ライブラリー
 〒231-0021 横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター
 TEL 045(222)2828

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